「この人と仕事がしたい」
と、クライアントが思ってくれたら
長いお付き合いができそうです。
仕事や人間関係で不可欠なのは
学力の高さ(IQ)よりも
人間力(EQ)だといわれています。
今回は、人間の5つの特性から
人間力を高める方法をお伝えします。
・魅力的な人は何が違う? 個人差は「言葉」にあり
イギリスの心理学者である
ゴールドバーグは
「人間の活動において重要な意味を持つ個人差は
日常使用している言語(自然言語)として
符号化されている」と言っています。
つまり、普段使っている言葉が
人柄として相手に伝わっていて
それがほかの人との違い
だということです。
使う言葉が人によって違うのは
その人が持つ特性に関係しています。
多くの研究者が人間の特性を発表していますが
今回は、そのひとつを紹介します。
・ビッグファイブ理論を使って人間力を高める
人間の特性を5つの基本的な要因にわけた
「ビッグファイブ理論」というものがあります。
5つの特性から人間力を磨く方法をお伝えします。
1.外向性
人に対して好意的な接し方ができる
活動的である
人と一緒に何かができることを示します。
この特性を高めるには
人と関わる機会を増やすのが有効です。
初対面の人と気軽に話せる外向的な人は
多くの人と出会い
コミュニケーションをとるのがおすすめです。
外向的ではない人は
出会う人数は少なくても
深い付き合いができるような
関係づくりをしましょう。
2.開放性
感情を表す、創造力がある
アイデアを出せる力を示します。
アイデアを出すのが苦手な人は
ブレインストーミングをするのが◯。
アイデアを出す練習をすることで開放性が磨かれ
積極的に提案できるようになります。
3.調和性
優しさや実直さ
相手のことを考えて行動できる力を示します。
調和性を磨くためには
顧客に会った途端に
仕事の話をするのではなく
相手のプライベートな出来事や
悩み事などを聴いて
気持ちを理解しようとするといいですね。
4.誠実性
目標に向かって自己鍛錬する
秩序を守る
慎重に行動することを示します。
誠実性は時として
開放性の対極になることがあります。
ひらめき(開放性)のままに行動して
成功することもありますが
行き当たりばったりで失敗する場合も・・・・・・。
ですから、誠実性と開放性の
バランスをとることが大事なのです。
直感やアイデアを大事にしながらも
それを実行する方法を
慎重に考えるようにすれば
仕事相手に信頼してもらえそうですね。
・将来に不安を感じるのは当然!? 気をつけたい特性とは?
5.神経症的傾向
不安、傷つきやすさ
衝動性などを示します。
この傾向が高い人は
ストレスを感じやすいといえます。
ただ、心配性だからこその良さもあります。
事前の準備が万端だったり
相手のことを気遣えたりと
神経症的傾向は長所でもあるのです。
まずは、人が持つ5つの特性のうち
自分の強みと弱い部分を
自己分析してみましょう。