ひとりで仕事をしていると、なんだかやる気が出ない。
だけど、同じように頑張っている人がいると
モチベーションが上がるし
「ひとりじゃない」って思えて安心できる。
そんな風に感じることはありませんか?
今回は、ストレスを軽くしてくれる
「ソーシャル・サポート」についてお伝えします。
・「ソーシャル・サポート」って何?
周囲の人による、ストレスの軽減につながる手助けを
ソーシャル・サポートといいます。
直接的、間接的なもの、どちらもサポートになります。
自治体や国からの補助金や物品などの物質的な支援も
ソーシャル・サポートといいますが
ここでは周囲の人の行動がストレス軽減につながることを指します。
ソーシャル・サポートには、以下の4つの種類があります。
1.情緒的サポート
周囲の人からの愛情や信頼を感じられること。
家族やパートナー、友達からの愛情だけでなく
職場の同僚、仕事仲間などからの励まし、応援なども
ストレスを軽減する情緒的サポートです。
2.道具的サポート
物を与えられるなどの物理的なサポートをいいます。
たとえば、残業中に食べ物を差し入れてくれるといったことです。
また、手分けして仕事をするとか、誰かが代わりに作業をしてくれる
といった行動も道具的サポートです。
3.情報的サポート
問題を解決するために必要な情報を与えることをいいます。
上司や先輩からのアドバイスや指示もこれにあたります。
もらった情報を使って問題を解決するのは自分自身なので
間接的なサポートだといえます。
4.評価的サポート
仕事や日常生活において周囲の人から
自分の考えや行動などを肯定的に評価されることをいいます。
「頑張ってるね」と声をかけられるだけで
疲れがスーッととれるように感じるのは
評価的サポートが作用しているからです。
・ソーシャル・サポートが不足するとどうなる?
社会や身近な人との関わりによって生まれるのが
ソーシャル・サポートです。
人との関わりが薄くなり、コミュニケーションが減ると
ソーシャル・サポートを受けられる機会が減り
ストレスを感じやすくなるといわれています。
コロナ禍では、人と気軽に言葉を交わす機会が減っているので
以前よりも孤独やストレスを感じやすくなっています。
仕事仲間や友達、家族などの身近な人とは
メッセージのやりとりでもいいので
コミュニケーションをとることが大事です。
それがソーシャル・サポートになり
相手も自分もストレスが軽くなるでしょう。