ホームページからの申し込みがない。
「ご都合のいい日にいつでもどうぞ」と書いたのに。
エステやネイル、英会話レッスン、美容室などの
個人にサービスを提供する場合は
顧客がホームページから予約をすることが多いですよね。
予約の枠を決めると都合が合わないかもしれない。
だから、空いている日は時間を決めずにフリーにしているけれど
時間帯を決めたほうがいいのかな?
そんな悩みを抱えている個人事業主は多いのではないでしょうか。
この予約システムを少し変えるだけで
申し込みが増える可能性があります!
今回は、申し込みを渋る人の心理と
行動を促す予約システムについてお伝えします。
・「いつでも行ける」はチャンスを逃す
「いつか行こう」と思っていた飲食店の前を通ったら
いつの間にか閉店していた!
行ってみたかったのに残念……。
こんな経験はありませんか?
「いつでも行ける」と思うと
行動を先延ばしにしてしまうのが人の心理です。
これは、現状を維持したいという気持ちが働くからです。
現状を変える行動は勇気がいりますよね。
心配性な人ほど先延ばしにしてしまい
行動せずに終わってしまうのです。
・選択と行動の意外な関係とは?
アメリカの企業で行動に関する調査が行われました。
企業の従業員約3000人に予防接種の実施を通知しました。
接種率の違いを調べるために従業員を3つのグループにわけて
以下の3通りの通知を送りました。
Aグループ:接種可能な日にちと時間帯が複数挙げられている
Bグループ:希望日を自分で記入する欄がある
Cグループ:希望日と時間帯を自分で記入する欄がある
すると、Aグループの接種率は約33%だったのに対して
BグループはAよりも約1.5%接種率が高く
CグループはAよりも約4%も高かったことがわかりました。
・自分で決めることで行動できる
この調査から、決められた予約枠から選ぶよりも
自分の都合のいい日と時間帯を書き込むほうが
実際に行動を起こすことがわかります。
なので、ホームページには「いつでもどうぞ」や
「日程についてはお問合せください」と書くのではなく
「ご希望の日と時間帯をご記入ください」と書き
申し込みフォームを設置しておくといいですね。
現状を変える不安を取り除くために
予約後の流れ、施術やレッスンなどの内容などを
詳細に記載しておくのもいいでしょう。
そうすれば行動を促すことができます。
ちょっと工夫すれば申し込みが増えそうですよ!