オンライン会議ではスラスラ話せたのに
実際に人と会うと緊張してしまう……。
オンラインからリアルに切り替わり
戸惑いを感じる人も多いでしょう。
オンラインで交流していた人以外にも
これからは初対面の人に会う機会も増えそうです。
今回は、初対面でうまく人と話せなくても
第一印象を覆す方法についてお伝えします。
・第一印象で好感を与えるべき理由
第一印象は３秒程度で決まるといわれています。
秒数に関しては諸説ありますが
自己紹介をする前に印象が決まってしまいます。
しかも、その印象はしばらく続きます。
人は「こういう人だ」という印象を持ったら
自分が持った印象が正しいと信じて
当てはまる部分を探そうとします。
たとえば、「怖そうな人」という印象を持ったら
黙っているだけなのに怒っているのだと思い
「やっぱり怖い人なんだ」と
初対面で持った印象がさらに強くなります。
それは、相手の内面が見えてくるまで変わりません。
だからこそ、第一印象は良いほうがいいのです。
・第一印象が悪くても覆せる！
ですが、第一印象で失敗したとしても大丈夫ですよ！
印象を変える方法があるからです。
アメリカの心理学者ルーチンスが行った実験です。
実験協力者にある人物の紹介文を２つ読んでもらいます。
１つ目の紹介文は、その人が内向的な性格に見える内容です。
その文章を読んだ後に実験協力者に印象を尋ねたところ
「内向的な人」と多くの人が答えました。
２つ目の紹介文は、同じ人が外交的な性格に見える内容です。
同じように文章を読んだ後に尋ねたら
先ほど内向的だと答えていた人も含め
「外交的な人」と答えた人が多くいました。
つまり、文章によって印象が変わったということです。
・第一印象が変わった理由とは？
ちなみに、外交的な性格に見える紹介文だけを読んだときより
内向的な文章の後に外交的に見える文章を読んだほうが
「外交的な人だと思う」と答えた人が増えたそうです。
ルーチンスはこの実験から
最初の印象と後の印象が違っていた場合は
後の印象のほうが記憶に残りやすいと結論づけました。
これを、「新近効果」といいます。
なので、初対面のときに失敗したとしても
自分の長所や与えたい印象に関する情報を話せば
印象を挽回できそうです。
たとえば、初対面で人見知りをしてしまい
「大人しい人」や「暗い人」という印象を与えたとします。
そんなときは、お笑いが好きで劇場まで見にいくとか
休日は学生時代の友達とスポーツをしていると話せば
「明るい人」や「アクティブ」という印象に変わるはずです。
いかがでしたか？
初対面の人と会うときに試してみてくださいね！