新しいことを始めたけれど、挫折しそう……。
そんなとき、気力だけで継続するのは難しいですよね!?
今回は、挫折しそうなときにモチベーションを維持する方法をお伝えします。
自分自身にも使えますが
後輩や部下を育てたいときや
ビジネスに活用する方法も紹介するので
ぜひ、使ってみてくださいね!
・その課題、難し過ぎるのかも!?
手をつけてみたものの、難しくて続けられない。
心が折れそうになったときは
「前に進んでいる」という感覚を味わうことが大事です。
たとえば、仕事で動画編集のソフトを使えるようになりたいとか
語学を身につけたいという目標があったとします。
「こうなりたい」という理想が高いほど
やるべき課題が多くて挫折してしまいがち。
進んでいるという感覚を味わうためには
最初の一歩を小さくするのがポイントです。
「これくらいならできる」というステップを踏むことで
「上達している」とか「自分にもできる」と思えるようになり
モチベーションが上がります。
これを「エンダウト・プログレス効果」といいます。
・「エンダウト・プログレス効果」の使い方
エンダウト・プログレスとは
「丁寧にお膳立てされた進捗がもたらす効果」という意味です。
コーチやメンターがいる場合
小さな課題をクリアしたら褒めてくれて
次の課題を与えてくれるというように
段階的に課題を進めていくことができるでしょう。
ところが、ひとりで取り組む場合は
自分自身でお膳立てする必要があります。
まずは、簡単過ぎると感じるくらいの
スモールステップから始めます。
ある程度までできるようになったけれど
壁にぶつかってしまったときは
いったんレベルを落としてみます。
今の自分には難し過ぎたのかもしれないと考え
もっと簡単にクリアできる課題へと切り替えます。
そこで自分の弱点を見つけたり
復習をして理解を深めたりすることで
先に進むことができるはずです。
・お店に通いたくなる!? ビジネスでの使い方とは?
この心理効果をビジネスで活用することもできます。
その一例が、ポイントカードです。
初めて利用したお店で、20個スタンプを集めたら特典がもらえるとします。
またそのお店を利用するか決めていない場合
ポイントカードを作るかどうか迷ってしまうでしょう。
ところが、ポイントカードは白紙ではなく
すでに5個のスタンプが押されています。
「それならスタンプを集めてみようかな」という気持ちになりませんか?
始まっていることを進めたくなるという
エンダウト・プログレス効果をうまく使った例だといえます。
ぜひ、あなたのビジネスにも取り入れてみてくださいね!