梅雨の蒸し暑さから解放されたら
今度は夏の暑さがやってきます。
ところで
暑中見舞いや残暑見舞いは
出していますか?
いつも仕事で
お世話になっているクライアントや
しばらくお付き合いのない
相手に対して
今年は暑中見舞いを出してみませんか?
今回は、夏のご挨拶の
書き方についてお伝えします。
◆暑中見舞い・残暑見舞いを書く時期
暑中見舞いは、
7月初旬の梅雨明けの頃から
立秋までの期間に送ります。
立秋は年によって異なり、
2015年は8月8日です。
この時期を過ぎてから出す場合には
「秋になっても暑さが残っている」
という意味で残暑見舞いとなり
8月中に届くように送るのがベターです。
◆基本の書き方
暑中見舞い、残暑見舞いの役割は
近況報告や
先方の安否をたずねる挨拶状です。
特に書き方は決められていませんが
以下の5点を入れるのが一般的です。
1.季節の挨拶
「暑中お見舞い申し上げます」
「残暑お見舞い申し上げます」
などの挨拶
2.先方の安否を気遣う言葉
暑い時期なので先方の
安否を気遣う文を入れます。
例
・猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
・梅雨が明け、厳しい暑さの毎日ですが、お変わりございませんか。
・炎暑が続き秋が待ち遠しい毎日ですが、変わりなくお過ごしでしょうか。
3.近況を知らせる
「私の方は~」というように近況を書きます。
仕事面でもプライベートな
夏の過ごし方などでも
あなた自身の人柄がわかるような
内容にするといいでしょう。
4.先方の体調を気遣う言葉
先方の体調を気遣う言葉で締めます。
例
・昨年にもまして暑さが厳しく感じられます。お体を大切にお過ごしください。
・暑さも本番となり、体調を崩しやすい時期ですので、どうかご自愛ください。
・暑さはおさまる気配もございません。お体大切にお願い申し上げます。
5.日付
結びには、「敬具」は必要ありません。
「2015年7月」など、年と月の表記や
「2015年 盛夏」とするのが一般的です。
◆なぜ、暑中見舞い・残暑見舞いを出すのか?
仕事上でのやりとりは
メールが主流の現代ですが
以前、仕事でお世話になった人や
名刺交換をしたけれど会っていない人
また、いつも仕事で会っている人にも
体調を気遣い、近況を伝えることによって
心のこもった交流ができます。
暑い時期は体力が奪われ
精神的にも疲れが出るもの。
そんなときに
気にかけてくれる人がいるのは
本当にうれしいですよね。
花火や朝顔などの夏の風物詩の
絵柄が入ったハガキや
屋号等のロゴを入れた
オリジナルハガキを作って
ひとりひとりの顔を思い浮かべながら
暑中見舞いを書いてみるのは
いかがでしょうか?