1月はこの1年の戦略や
数値目標を立てる時期ですが
その前に見直したいのが事業計画です。
数字にとらわれるのではなく
まずは、ビジョンを整理して
明確化しましょう。
今回は、年始に見直す事業計画の
立て方についてお伝えします。
◆明確化する項目とは?
事業計画はクライアントや出資者、
コンサルタントなどに
見せることもありますが
まずは、誰かに見せるためではなく
頭の中を整理するために書いてみましょう。
≪項目例≫
・経営理念/目的
・将来のビジョン
・事業内容
・ターゲット/マーケット
・売上・利益の予測
・資金繰りについて
一番に取りかかるべきなのは
理念を再確認することです。
売上や利益の目標を
立てることも大切ですが
「どんな思いで仕事をするのか?」
ということを、見つめ直しましょう。
すると
売上のことばかり考えていて
本来の目的を
見失っていたことに気付く……
ということもあるかもしれません。
新しい年は軌道修正や
新たなチャレンジがしやすいので
ぜひ、この時期に
自分の原点を確認してみてください。
仕事を通してどんなことをしたいのかを
明確に言語化しましょう。
そうして理念が明確になると
次に見えてくるのがビジョンです。
ただし
この1年の具体的な行動を考えるよりも
5年や10年のロングスパンでの
ビジョンをイメージするのがポイントです。
途中でやりたいことが
変わる可能性もありますが
今の段階でしたいと思っていることでOK。
すると、おのずと
この1年でしたいことが見えてきます。
それに合わせて
事業内容を考えていきます。
これまで通りの事業を展開する場合は
理念とのすり合わせが
できているかどうかを見直し
ターゲットや市場が
マッチしているかどうかを分析して
今後の戦略を立てていきます。
すると
全体像をイメージすることで
収入と支出のバランスも見えてきます。
売上は上がるものの
経費としての支出が多く
利益があまりとれない場合がありますが
この1年はとにかく行動をして
チャレンジするのか
既存の顧客に提供している
価値を上げるのかは
理念や事業の目的によって
変わってきます。
ですから
売上や利益率といった数字だけに
こだわるのではなく
どのように行動していくのかを
考えるのがポイントです。
◆事業計画が決まったら……
事業計画が明確化したら
クライアントに見せられる
資料にまとめます。
プレゼンや営業の際に
見せるのもいいですが
既存のクライアントへ
新年の挨拶をするときに
理念やビジョンについて
話すのがおすすめです。
あなたがどんな目的を持って
仕事をしているのかが伝わり
より信頼関係を深められますよ。
ぜひ、あなたの思いを伝えてください。