ようやく春の訪れを
感じられる日も増えてきましたね。
ところで
最近、「春うつ」という言葉が
話題になっていますが
体調やメンタル面で
不調を感じていませんか?
今回は、春うつにならないための
心と身体のケアについてお伝えします。
◆冬のうつと春うつの違いとは?
冬には日照時間が
短くなるのが原因である
「冬季うつ病」という
症状があります。
日照時間が短くなると
脳内神経伝達物質
であるセロトニンが
十分に生成されないために
起こる症状です。
一方で、春は日照時間が長くなり
気温も上がるために
日光浴もしやすくなるので
つまり
春うつと冬季うつ病は
原因が違うということです!
◆春うつの原因と対策
それでは、春うつは
なぜ起こるのでしょうか?
最も大きな原因は、
季節の変わり目であることです。
朝晩と日中との気温の
差が大きくなり
体温の調節や
血圧の変化に
体力を奪われます。
また、花粉症の症状が
出る時期でもあり
体力面でかなりのダメージを
受けてしまいます。
すると
自律神経が乱れがちになり
それほど暑くないのに
汗をかいたり
体温の調整がうまくいかず
風邪をひいてしまうこともあります。
◆環境の変化がメンタル面に影響する
さらに、3月・4月は
環境が変わる人も多く
メンタル面でストレスを
感じることが増えます。
「うつ状態」というと
精神的なストレスや落ち込みが
原因だと思われがちですが
相互的な作用があるのです。
つまり
春うつで気をつけるべき点は
体力が落ちていると
精神的にも落ち込みがちになり
精神的にストレスを感じると
免疫力が下がってしまい
体調を崩しやすくなる
というところです。
もちろん、冬季うつ病のように
日光浴と
リズム運動(ウォーキングなど)で
セロトニンの分泌を促す
身体的なケアも効果がありますが
心と身体の両方の状態を
チェックすることが大切です。
◆春うつにならないための対策
≪身体的なケア≫
・規則正しい生活を送る
・体温の調整がしやすい服装をする
・日光に当たる
・体力がないと感じたら無理をしない
≪心のケア≫
・新しい環境にすぐに慣れなくても自分を責めない
・できなかったことよりもできたことに目を向ける
・悩みや辛い気持ちを人に話す
・気分転換をする
(スポーツ、趣味、ストレス発散)
また、春うつに
ならないために必要なのは
日々のセルフチェックです。
体調や精神面の変化に敏感になり
早めにケアをしましょう。
また、新しい環境や
季節に慣れるまでは
無理をしないことが何より
大切です。
春うつは誰でもなる
可能性がある症状ですから
心身の不調を感じたときは
心療内科に相談してください。
この記事が心身の健康に
少しでもお役に立つとうれしいです!