秋は気候が良くて過ごしやすいですが
夏の疲れが出てくる時期でもあります。
身体が疲れているときは免疫機能が下がって
病気にかかりやすいので要注意!
今回は、秋に気をつけたい3つの病気について
お伝えします。
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1.食中毒
行楽の秋はお弁当を持ってピクニックに行ったり
キャンプやバーベキューなどの
アウトドアを楽しむ機会も増えますよね。
「夏のように暑くないから大丈夫だろう」と
思ってしまいがちですが
夏の疲れで免疫力が低下しているときは
食中毒にもかかりやすいので注意が必要です。
お弁当を持っていくときは
おにぎりをラップに包んで握ったり
抗菌シートを使うのを忘れずに。
また、キャンプで作ったカレーが余っても
そのままの状態で鍋に置いておくのはNG。
ウェルシュ菌という食中毒を引き起こす菌が増殖して
温め直しても食中毒になる恐れがあります。
なので、アウトドアで作ったカレーは
翌日に持ち越さない方がいいですね。
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2.花粉症
花粉症といえば春……というイメージがありますが
ブタクサやヨモギの花粉が原因で
8月から10月に発症する花粉症もあります。
秋の花粉症は風邪と間違いやすく
長引いたり、悪化したりする可能性があります。
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの
症状がしばらく続く場合は
耳鼻咽喉科などで相談しましょう。
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3.ぜんそく(成人気管支ぜんそく)
大人になってから発症するぜんそくを
成人気管支ぜんそくといいます。
成人気管支ぜんそく患者のうち発症した年代は、
20歳未満が20%、20~40代が30%、
40代以上が50%だというデータがあります。
しかも、成人気管支ぜんそくの患者数は
過去30年で3倍に跳ね上がっているのです!
症状は、いきなりせき込む、息苦しくなる、
呼吸時に「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」という音がする
といったものが挙げられます。
夜から朝にかけての冷え込みが厳しく
せきが出る人が多いのがこの季節です。
せきが止まらないのがきっかけで
成人気管支ぜんそくを発症することも……。
また、ダニ、花粉、ハウスダストなどが
アレルゲンとなり引き起こすことがありますが
アレルゲンを特定できない場合もあります。
それから、ストレスや過労などが
ぜんそくを引き起こすこともあるので
せきが続くときは病院で相談してくださいね。
スポーツの秋、食欲の秋を健康に過ごすためにも
身体の不調を感じたら休養をとったり
病院で相談することが大切です。
まずは、体調の変化を敏感に感じ取ることから始めましょう。