競合他社が多いクライアントへのプレゼンや
提案をしてもすぐに良い返事をもらえないときなど
自分の希望がすんなりと通らないことってありますよね。
提案の内容は悪くないはずなのに・・・・・・
そんなときは少し言い回しを変えてみましょう。
今回は意見が通りやすくなるコミュニーション術をお伝えします。
・自らプレゼンのハードルを上げたほうがうまくいく!?
プレゼンをするときはあえて
「ここに注目してほしい!」という部分を強調します。
「この提案は貴社の売上げを伸ばすために必要不可欠です。
それを証明するために大規模なアンケートを実施しました」
というように強調すれば相手の関心を引くことができます。
これを、「プライミング効果」といいます。
期待値を上げ過ぎるとガッカリされるのではないかと
心配になる人もいるかもしれません。
しかし、実はその逆なんです!
「美味しいレストランを見つけたから行こう!」と
行って連れていかれると美味しく感じるものです。
反対に、「美味しいかどうかわからないけど・・・・・・」と言われると
「それほどでもないかな」と思ってしまうこともありますよね。
なので、このプライミング効果を使って
自信がある部分を強調しましょう!
・ダミーの案を準備して、複数の中から本命を選ばせる
どんなに自信がある本命の提案でも
ひとつの案だけを提案するのはリスクがあります。
なぜなら
人は、YESかNOかを選べと言われると
YESを選択することを躊躇するからです。
すぐにYESの返事を出さないために
その提案の欠点を見つけようとすることもあります。
ですから、あえてダミーの案を含めた
3案ほどを提案するのがおすすめです。
そうすれば、「この中から選ぼう」という心理が働き
提案を却下される確率が低くなります。
・複数提案の落とし穴! 本命ではない案を採用されそうになったとき
ところが、採用してほしいと思っていた本命とは違う
ダミー案が通りそうになることもあります。
そんなときは、「こちらのほうがいいのでは?」と
言わないように気をつけてください。
相手は自分の考えを否定されたと感じるからです。
その場合は、「わたしもこの案がいいと思います」と
まずは同じ意見だということを伝えましょう。
その後で、
「ですが、こちらの案のこの部分も捨てがたいと思っています」
というように、本命の案のアピールポイントを伝えます。
そうすることでクライアントの希望と自分の意見の
両方を採用したより良い企画が生まれそうですよね。
このように、プレゼン方法を少し変えるだけで
意見が通りやすくなるので
ぜひ試してみてくださいね!