仕事のスイッチが入らなくて、午前中はボーッとしてしまう。
特に冬は、寒くてやる気がわいてこない。
そんな人は多いのではないでしょうか?
冬はほかの季節に比べて体が目覚めるのが遅く
スロースタートになりがちです。
ですが、まずは5分間だけ取り組むことで
やる気のスイッチがオンになるんです!
今回は、冬の朝もすぐに仕事が始められる方法をお伝えします。
・冬の朝にやる気が出ない理由とは?
冬は神経伝達物質の「セロトニン」が分泌されにくくなります。
セロトニンは精神の安定、平常心を保つ、頭の回転がよくなる
やる気が出るなどの働きをする脳内物質です。
日光を浴びることで分泌されますが
冬は日照時間が短いために分泌量が減ってしまいます。
だからこそ、冬はやる気が起きなくなるのです。
・たった5分の仕事でやる気スイッチが入るのはなぜ?
やる気が出てから仕事を頑張ろう。
そんな風に考えてしまいますが・・・・・・
実は5分だけ仕事をすることで、やる気が持続するのです!
その秘密は、「脳」にあります。
精神科医のクレペリンは、作業を始めるとだんだん気分が高まり
やる気が出てくることを「作業興奮」と呼びました。
これは、何かの作業に取り組んだときに
脳の「側坐核」という部分が活動を始めるためです。
そこから海馬と前頭前野に信号が送られて意欲がわいてきます。
ただし、側坐核の神経細胞は
ある程度の刺激を与えなければ活動を始めません。
その時間が、5分間なのです。
・やる気がない状態で仕事を始めるには?
やる気が出なくても、とにかく行動を始める。
これが、やる気スイッチをオンするコツです。
ですが、やる気がない状態で始めるのは難しいですよね。
特に、周囲に人がいない在宅ワークやテレワークは
仕事以外のことをしてしまいがちです。
やる気が出ない状態で仕事を始めるには
5分~10分でできる作業をルーティーンにすることです。
たとえば、SNSの投稿をする、メールのチェックと返信をする
領収書や収支の計算をする、というように。
ただし、5分以内の作業では側坐核が活動を始めないので注意!
「なんだか気分がのってきた」と感じるまで続けましょう。
なにかを読むとか、ニュースを見るといった受動的なものではなく
能動的で、なおかつ始めるのにハードルが高くない作業がおすすめです。
やる気スイッチが入ったら、次は集中が必要な仕事に取り組みます。
午前中は脳が疲れていないので
クリエイティブな仕事をするスタミナがある時間帯だからです。
集中力が切れたときや、昼食後などにエンジンをかけたいときは
また5分程度の作業をすれば、やる気が復活しますよ!