まだまだ暑い日が続きますね。
夜にぐっすり眠れなくて、起きても疲れがとれていない。
そんな人も多いのではないでしょうか?
今回は、暑い夜に安眠するためのポイントをお伝えします。
・なぜ、寝苦しい夜は安眠できないのか?
安眠するためには、「深部体温」を下げる必要があります。
深部体温は、脳や臓器などの体の機能を守るために
一定に保たれています。
ところが暑い時期は気温が高いために
熱が体にこもってしまいます。
そのため、脳の深部体温が下がりにくくなります。
すると脳が司る自律神経に負荷がかかり
疲れがとれなくなってしまうのです。
・脳の深部体温を下げて安眠する方法
就寝時に脳の深部体温を下げるための
入浴から入眠までのポイントを解説します。
まず、入浴の温度と環境を整えましょう。
熱いお湯に長くつかると体温が上がります。
すると、下がるまでに時間がかかってしまい
深部体温が下がりきる前に寝ようとすると
寝つけなくなる、眠りが浅くなるといったことがあります。
なので、暑い日は湯船につからずシャワーを浴びるだけでOKです。
湯船につかるなら、ぬるいお湯に10分程度にとどめておきましょう。
浴室の温度が上がり過ぎないように
浴室乾燥の機能があれば涼風や換気を利用するのもおすすめです。
なければ、浴室のドアを開けて湿気を逃がしましょう。
・安眠できる環境を整えるポイントとは?
入浴後は就寝にむけて、ゆっくりと過ごします。
就寝中の発汗は体温を下げる働きがあるので
寝る前に200~300ミリリットルの水を飲みましょう。
白い蛍光灯ではなく暖色系の灯りや
間接照明で過ごすといいですね。
スマートフォンやパソコンの画面は
できるだけ見ないようにしてください。
深部体温が下がってくると、だんだん眠くなってきます。
就寝時に深部体温を下げるために
脳(頭部)を冷やすのはいいですが
体を冷やさないように気をつけましょう。
冷房をつけて寝るときは体に布団をかけて
首から上だけ出すのがポイントです。
また、鼻呼吸には脳を冷却する働きがあります。
ベッドに入ったら、鼻から深く息を吸って
腹式呼吸をするのがおすすめです。
呼吸は自律神経を整えて
副交感神経を優位にするといわれています。
するとリラックスできて眠りに入りやすくなります。
いかがでしたか?
最近では、夏バテだけでなく
秋バテという言葉もよく聞きます。
秋バテは夏の疲れがとれずに
秋に不調が出てくることをいいます。
まだしばらく暑さが続きそうなので
秋バテ対策として役立てていただけるとうれしいです。