目標を達成できなかったとき、あなたはどんな風に感じますか?
自分の実力や努力が足りなかった
モチベーションが上がらなかったというように
自分の中に問題や原因があると考えると
「自分はダメだ」と自己否定をしてしまいがちです。
一方、達成できなかったのは運や時代が悪かった
顧客や仕事相手が悪いというように
自分以外が原因だと考える人もいます。
この場合は、自己否定はしないものの
周囲の人への不満が強くなり
改善すべき点が見えにくくなってしまいます。
今回は、自分の中に原因を見つけようとする人が
自己否定せずに目標を設定する方法をお伝えします。
・達成を目指すべきは「行動目標」な理由
目標には2つの種類があります。
1つ目は「結果目標」といい
「◯月までに売上げ△円を達成する」といったものです。
そして2つ目は「行動目標」というもので
結果目標を達成するための行動をいいます。
たとえば、売上げ目標を達成するために
新規開拓をするといった行動です。
結果目標の達成を目指すことは大事ですが
「達成」または「未達成」という結果だけで
自分自身を評価しがちです。
未達成だったときは、行動目標に焦点を当ててみましょう。
・なぜ行動目標を設定するといいの?
行動目標に注目する理由は、2つあります。
1つ目は、行動してきたことを確認できるからです。
行動目標は、毎日行うタスクのようなものもあります。
行動目標を続ければ、できなかったこと(=結果目標の未達成)よりも
できたこと(=毎日の行動)に目を向けられるようになります。
2つ目は、目標の修正時に役立つからです。
行動目標の達成により、多くの客観的なデータを集められます。
これが、次回の結果目標を達成するための材料になるのです。
・結果目標を達成するために~行動目標を立てる~
行動目標を活用して結果目標を立てる具体的な方法を紹介します。
【例】
結果目標:半年で売上げ△円
そのための行動:新規契約を◯件獲得する
具体的な行動目標:新規開拓先のリストアップ(1日10件)
アポイントをとる(1ヶ月20件)
商談を行う→新規契約
行動目標である1日10件のリストアップを達成できたと仮定します。
1日10件×5日(平日)×4週間=1ヶ月で200件のリストが完成します。
そのうちアポイントがとれたのが15件で
目標期間内に契約できたのが3件でした。
これらのデータを、次の目標設定に活かすことができます。
たとえば、リストアップする件数を増やすとか
アポイントの成功率を上げるといったことです。
また、1つの契約の売上げを増やすことができれば
契約数が少なくても目標を達成できる可能性があります。
なので、今後の戦略を練り、目標を修正するためにも
行動目標を振り返り、分析するといいでしょう。
そして、結果ではなくプロセスに目を向け
行動できた自分を褒めましょう!