秋は夜が長く、もの思いにふけることが多い季節です。
考え事をしているうちに、深みにはまってしまった。
そんな人もいるかもしれません。
今回は、うつ病になりやすい性格についてお伝えします。
自分の性格を知っておくことが
抑うつ状態の予防にもなります。
ぜひ、参考にしてくださいね!
・なぜ、うつ病になりやすい性格を知る必要があるのか?
抑うつ状態とは、気分の落ち込みが続く状態をいいます。
楽しいはずの趣味や習い事もやる気にならず
注意力が散漫になったり、決断力が鈍くなったりします。
また、自己否定をして、ふさぎ込んでしまうのも特徴です。
この状態が2週間以上続くと、うつ病だと診断されることが多いです。
ただ、診断ができるのは医師だけです。
自分自身でうつ病になるのを防ぐために
うつ病になりやすい性格の特徴について知りましょう!
・「メランコリー親和型うつ病」になりやすい人とは?
メランコリー親和型うつ病とは、他人にも自分にも厳しい
完璧主義な人がなりやすい定型のうつ病です。
うつ病は脳内の神経伝達物質の欠乏で起きるものですが
うつ病になりやすい性格傾向があるといわれています。
たとえば、以下のような特徴があります。
・他人に対して気を使う
・秩序を重んじる
・周りの人に頼み事をされると断れない
・真面目な性格
・仕事熱心
・保守的
・過度に良心的(小心)
これらに当てはまる人は
問題や悩みをひとりで抱え込まないことが大事です。
・傷つきやすい「非定型うつ病」の特徴とは?
20~30代の人に多い「非定型うつ病」は
メランコリー親和型と少し違う特徴があります。
以下が、非定型うつ病になりやすい性格傾向です。
・人の顔色をうかがってしまう
・人に弱みを見せられない
・人に甘えられない
・「いい子」だと言われる
・すぐに他人のせいにする
年上の人から、「ワガママだ」と誤解されることがあります。
ですが、本当は繊細で傷つきやすいのが大きな特徴です。
周囲の人に拒絶されることを恐れるため
弱い部分を見せられません。
・うつ病にならないための対策とは?
メランコリー親和型うつ病になりやすい人は
誰かに仕事や用事を頼まれたときに
引き受けることでどのような影響が出るのか考えて
状況によっては断ることが必要です。
「自分さえ頑張ればなんとかなる」と思って
頑張り過ぎないようにしてください。
非定型うつ病になりやすい人は
身近に相談できる人をつくることが重要です。
みんなに弱い部分を見せられなくても
世話好きな上司や先輩、友達などに相談してみてください。
あなたが信頼できる人を頼ることで
ひとりで考えたり、落ち込んだりするのを防ぎます。
コロナ禍では人とのコミュニケーションが減り
うつ病のリスクが高まっています。
自分や周りの人の性格や心の状態に目を向けて
落ち込む前に対策をとりましょう!