仕事で失敗をして、自信を失ってしまった。
そんなときに重要なのが、「自己効力感」を上げることです。
自己効力感とは、「やればできる」と自分を信じる心です。
では、どうすれば自己効力感を高められるのでしょうか?
今回は、自己効力感の3つのタイプと高め方についてお伝えします。
1.自己統制的自己効力感
「自己統制的自己効力感」とは
自分自身の行動をコントロールできる自己効力感です。
自己統制的自己効力感が高まると
前例がない仕事や経験がないことであっても
「自分ならできるはず!」と考えて積極的に取り組めます。
≪自己統制的自己効力感の高め方≫
数値目標を立てて行動することで高められます。
新しいことに挑戦するよりも
日常生活でできることに取り組むのがおすすめです。
たとえば、「朝6時に起きて1時間勉強する」とか
「毎日アイデアを30個出す」というように。
継続が達成感につながるので
成果や感じたことを記録しておくといいですね。
2.社会的自己効力感
「社会的自己効力感」は、対人関係における自己効力感です。
乳児期から児童期においてもっとも発達するといわれていて
その頃に培った自己効力感は大人になっても持続します。
幼少期に自分から話しかけて友達ができた経験があれば
初対面の人に対しても積極的に声をかけられます。
≪このタイプの自己効力感の高め方≫
これまで人付き合いが苦手だったという人も
社会的自己効力感を高められます。
初対面の人や大勢の人に出会う機会を増やすよりも
身近な人との関係を深めるのがポイントです。
また、身近な人との会話で意識するのが「共感」です。
相手の話を遮らず、否定しないようにします。
とはいえ、何でも同意する必要はありません。
考え方や価値観が違う場合は
相手の意見を聴いたうえで自分の考えを話しましょう。
3.学業的自己効力感
「学業的自己効力感」は、学習に対する自己効力感をいいます。
勉強して達成感を得た経験によって高まります。
学業的自己効力感が高まると、スキルアップのための勉強や
仕事のノウハウを人から学ぶことに前向きになれます。
≪このタイプの自己効力感の高め方≫
まずは、「これができたらいいな」と思うスキルを学びます。
たとえば、効率よく仕事をするためにExcelを学ぶとか
わかりやすいプレゼン資料を作るために
レイアウトを工夫するというように。
資格の取得を目指すといった大きな目標を立てるのもいいですが
日々の仕事に役立つスキルを習得することで
学業的自己効力感が高まりますよ。
いずれか1つの自己効力感が上がれば自信が回復しそうです。
取り組みやすいものから始めるのがおすすめです!