会議やミーティングで発言しない人が多くて
多数派の意見に決定してしまった。
会議をする意味ってあるのかな!?
そんなモヤモヤを感じている人は多いのではないでしょうか?
今回は、グループでの意思決定の落とし穴と
ひとりひとりが能力を発揮する方法についてお伝えします。
・グループでの話し合いは思考停止が起こりやすい
個人よりもグループで決定したほうが
正しい決断ができると思ってしまいがちですが
実は、そうではありません。
多数派の意見が間違っているかもしれないので
いろんな意見を出し、吟味する必要があります。
ところが、大勢の人が集まる場では消極的になり
多数派に合わせてしまう人もいます。
集団での話し合いの過程(プロセス)で
その人が持っている資質が十分に発揮できず
損失が生じることを「プロセス・ロス」といいます。
・意見が言えない「発言のブロッキング」とは?
「プロセス・ロス」が起こる理由は2つあります。
1つ目の理由は「発言のブロッキング」です。
意見やアイデアが浮かんだときに
発言できない状況をいいます。
ほかの人が話しているときや
発言できる雰囲気ではないときなどです。
自分の発言が求められていないと感じて
伝える熱意を失ってしまいます。
・人の意見にタダ乗りする「フリーライダー効果」とは?
2つ目の理由は、「フリーライダー効果」です。
これは誰かの意見に同調して成果を得ようとすることいいます。
会議で白熱した議論がされていても
意見を求められなかったり
発言する隙がなかったりと
「発言のブロッキング」が行われると
「誰かが考えてくれるだろう」と思い
考えるのをやめてしまうのです。
・「プロセス・ロス」を防ぎ、個人の能力を活かす方法
それぞれの個性や能力を活かすためには
その人の考えやアイデアを引き出す必要があります。
会議では順番に意見を聴くようにするとか
意見を紙に書いて提出するなどの工夫をしましょう。
また、年下の人でも発言しやすいように
配慮するのも重要なポイントです。
挙手での多数決ではなく
無記名での投票制にするとか
その場で意見が言えなかった人には
メールで意見を求めたり
個人的に話したりするのもいいですね。
大事なのは会議で決定することではなく
ひとりひとりが自分自身の課題として取り組み
自分なりの考えを持つことです。
会議で「プロセス・ロス」が起こらず
個人の能力が発揮できるように
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