体験レッスンなどのフロントエンド商品だけで
本命のバックエンド商品の申し込みにつながらない。
商品やサービスには自信があるんだけど……。
そんな風に悩む人は多いのではないでしょうか?
実は、セールストークを少し工夫するだけで
バックエンド商品の申し込み率が上がるんです!
今回は、クロージングのちょっとしたコツをお伝えします。
・バックエンド商品を売りたいとき、どうする?
あなたは語学、習い事の講師やコーチをしているとします。
体験レッスン(フロントエンド商品)の受講後
オンラインサロンに入会してほしいと思っています。
オンラインサロン会員が増えれば会費の収入があり
個人レッスンや継続講座などの
バックエンド商品への申し込みにもつながります。
オンラインサロンの内容を案内する前に
「みなさん入会されていて、入らない人のほうが少ないですよ」
と言ってみましょう。
すると、「入会したほうがいいのではないか」と相手は思います。
自分が少数派であると知ると、人は不安を感じるからです。
反対に、多数派に属していると分かると安心するもの。
この心理を「ハーディング効果」といいます。
・ハーディング効果で行動を促す!
ハーディング効果は、人の行動を変化させるといわれています。
イギリス政府は税金を滞納している人に対して
このような手紙を出しました。
「国民の10人に9人が税金を払っています。
滞納しているあなたは、非常に少数派の人です」
すると多くの人が税金を支払ったのです!
ちなみに、「10人に9人は税金を払っています」と書いただけでは
支払いを促す効果はそれほど見られませんでした。
「非常に少数派の人です」と強調したことで
支払いを行ったというのです。
オンラインサロンに入会してほしい場合
相手に「少数派から脱したい」という気持ちにさせてから
オンラインサロンの特徴や料金などを順に説明していきます。
多くの人が入会している理由を話すのもいいですね。
そうすれば、顧客(見込み客)は自分がこれからとる行動に納得し
入会を後押しすることができます。
・流されて損をしないためには?
あなた自身が何かに入会したり
購入したりするときに損をしないためには
ハーディング効果に流されないことが肝心です。
「申し込まない人は少数派」だと言われたときは
いったん持ち帰って冷静に考える時間をとります。
入会や購入のメリット、継続できるかどうかなどを検討します。
自分のビジネスではハーディング効果をうまく使い
自分が顧客側になったときは冷静に判断するのがおすすめです!