コミュニケーションの
トラブルを回避するために
質問に気をつけるべき理由を
前回お伝えしました。
コミュニケーションのトラブルを回避しよう!
フリーランスが気をつけるべき質問
それでは
知りたいことを
質問してはいけないのか?
というと、そうではありません。
快く質問に答えてもらうためには
質問の「順番」が重要です。
今回は、質問に答えてもらえる
テクニックをお伝えします。
◆質問の前に必要な「共感」
単刀直入に質問をするのではなく
まずは、「共感」を示すといいでしょう。
これは、質問の相手に対する
共感だけでなく
質問される人が
あなたの気持ちに共感することで
思わず話したくなる
という効果もあります。
【ケース1】
出版した人に本の出し方を質問したいとき
★共感のポイント
「このたびは、出版おめでとうございます」
と祝福の気持ちを伝えます。
その人が喜んでいる気持ちに
共感を示すことが大切です。
さらに、本を出版したときの
喜びやこだわりなどを
インタビュアーになったつもりで
たずねましょう。
相手が気持ちよく話してくれたら
最後に、出版の経緯について
質問するといいですよ。
聞きにくい雰囲気であれば
「本というかたちで思いを伝えたい
と考えていたのですか?」と
出版という手段に関する質問に
シフトしていくのがおすすめです。
【ケース2】
相手が結婚しているかどうかを知りたいとき
年齢や恋人の有無、
結婚しているかどうかというのは
かなりプライベートな質問です。
ですが、気になってしまうことも
ありますよね。
そんなときは、自分の気持ちに
共感してもらうのがおすすめです。
★共感のポイント
「恋人がいなくて寂しいから、
休日も仕事をしてしまうんです」と
先に自分の状況を伝えます。
同じ状況であれば、「わかる!」と
共感してもらえるでしょう。
相手が共感していないようであれば
どのような過ごし方をしているのか
質問すればOK。
休日の過ごし方で
その人のプライベートが見えてきます。
【ケース3】
集客方法など仕事の
ノウハウをたずねたいとき
★共感のポイント
「最近、集客がうまくいかなくて……」と
自分が悩んでいることを話します。
相手がかつての自分と
重ね合わせて共感すれば
あなたの相談に乗ってくれるでしょう。
ただし、その人がノウハウ本を
出版していたり
コンサルティングやセミナーを
開催している場合は
お金と時間をかけて
学ぶのが礼儀です。
その方が多くの知識や
ノウハウが得られるので
その人のサービスを
チェックしておくことも大事です。
◆まとめ
「共感」とは、
気持ちが通じ合うことです。
大切なのはテクニックとして
使うのではなく
「あなたのことが知りたい」
という純粋な気持ちです。
ですから
気持ちを通じ合わせてから
会話を展開していく
というイメージで
まずは共感することを
意識してみてください。
周りの人とのコミュニケーションに
役立てていただけるとうれしいです。