ひとりでできる仕事量には限界があります。
仕事量が増えてきた場合は外注をしたり
チームで働くこともありますよね。
フリーランス歴が長くなってくると
同業種で独立した後輩に仕事を頼んで
人材を育成していくのも先輩の役目。
ですが、会社としての組織ではないので
上司や先輩のように振る舞うのは気がひける
という人もいるでしょう。
そんな悩める先輩フリーランスのための
後輩に仕事を頼むときのテクニックを
ご紹介します!
・「小さなお願い」を積み重ねる
「このお願いは即OKしてくれなさそうだな」と思うような
仕事や作業を依頼するときは
まずは小さなお願いをしてから
少しずつ難易度が高いお願いをしていきましょう。
このテクニックを、
「ドア・イン・ザ・フェイス」といいます。
たとえば、新しい企画書を書いてもらいたいときは
1. 会議の資料のプリントアウト
2. 資料を番号順にならべてホチキス止め
3. 打ち合わせの議事録を清書
4. 議事録をとって清書する
5. 会議で出た意見以外で新しいアイデアを出す
6. それを提案書としてまとめる
というように、ステップを踏んでいくことで
すんなりと難易度の高い仕事も受け入れられます。
また、「雑用をさせられている」と感じると
モチベーションが下がってしまうので、
依頼した作業や仕事をきちんとチェックして
褒めるのも忘れないようにしましょう。
・理由を話せば、「YES」と言ってもらいやすくなる
心理学の手法として、「カチッサー効果」というのがあります。
これは、「◯◯だから、△△してもらえませんか?」と
用件の前に理由をつけるだけで
OKしてくれる確率が上がるというものです。
この理由は納得できるものではなく
用件と同じであっても効果があるといわれています。
たとえば、
「コピーが必要だから、コピーをとってもらえますか?」
「会議の後で内容を見返したいから、議事録をとってもらえますか?」
といった理由でOK。
それでも、
「コピーをとって」や「議事録をお願い」と言うよりも
説得力が増すと思いませんか?
相手が納得すれば、仕事も頼みやすくなりますよね。
・自分で考えて行動するようになるテクニック
消極的な性格の人や
「失敗したくない」という恐れから、
自分から行動を起こせない人もいます。
指示を待つのではなく
自分で考えて行動してほしいときは、
「このことについて、どう思う?」や
「あなただったら、こんなときどうする?」
というように、
その人の意見を尋ねてみるといいでしょう。
自分で言ったことは行動に移しやすいので
後輩から出た意見を尊重して
その人に任せるのも人材育成術のひとつです。
いかがでしたか?
同業種の後輩やアシスタントと
一緒に仕事をするときに役立てていただけるとうれしいです。