上半期から新たな気持ちで仕事に取り組みたい!
と、モチベーションが上がっている人は多いのではないでしょうか?
ですが、春はストレスを感じやすい時期なので
頑張り過ぎは禁物です。
今回はストレスの原因と対策についてお伝えします!
・こんなにあった! あなたを悩ませるストレスの原因とは?
社会学者のハンス・セリエは、ストレスという概念を提唱した人です。
「ストレスとは外部環境からの刺激によって起こるもの」
というのがストレスの定義です。
ストレスを引き起こす原因をストレッサーといい
5つのカテゴリーに分類されます。
1.物理的ストレッサー
外部から物理的に刺激を受けて、それがストレスの原因になります。
例:気温や天候の変化、冷暖房、照明、騒音、満員電車、花粉症など
2.化学的ストレッサー
化学的なものが原因で体に反応が起こり、ストレスを感じます。
例:排気ガス、たばこの煙、アルコール、金属アレルギー、食品添加物など
3.生物的ストレッサー
直接的に体に起こる刺激が原因でストレスを感じます。
例:虫歯、けが、病気、空腹、ウィルス、細菌、妊娠など
4.心理的ストレッサー
快感、不快感などの心理的なものがストレスを引き起こします。
例:期待、緊張、不安、怒り、喜び、プレッシャー、焦り
時間に追われる、未来への不安、失望など
5.社会的ストレッサー
ストレスの原因が社会生活の中にある場合を指します。
例:人間関係、昇進・昇格、生活環境、仕事量、勤務時間
生活の変化、情報過多、介護、政治・経済問題など
・春にストレスを感じやすくなる理由
花粉症や鼻炎などに生物的なストレスを感じ
環境や人間関係の変化に社会的なストレスを感じるのが春です。
昇進、異動、入社、入学、結婚、引越しなどの
本来はうれしいはずのライフイベントが
ストレスの原因になる場合もあります。
ストレスが重なって体調を崩してしまう恐れがあるので
この時期は心にも身体の状態にも気を配ることが肝心です。
・ストレッサーを整理して、スッキリと過ごす
ストレスを軽くするためには
まずは何にストレスを感じているのか知ることが大切です。
そして、自分で解決できる問題かどうかを考えます。
たとえば、花粉症を気合いで治すことはできませんよね。
薬を飲むとか、テレワークをするというように
対策をとることでストレスを減らせます。
また、新しい環境や生活に慣れれば
社会的ストレスも心理的ストレスも
軽くなっていくはずです。
ストレスの量や内容は季節や状況に応じて変わっていきます。
その都度、柔軟に対応することがストレスの軽減につながります。