リモートワーク特有の嫌がらせや
不快に感じる行動を「リモートハラスメント」といいます。
リモートワークが普及したことで生まれた
新たな社会問題だといえます。
意図的なリモハラはともかく
悪意のない行動が相手にストレスを与えて
信頼関係が壊れてしまうこともあります。
知らないうちにリモハラをしていた!
ということにならないためにも
今回は、リモートワークで気をつける点についてお伝えします。
・チャットやメールの言葉遣いは丁寧に
リモートワークが普及する前から
クライアントとのやりとりがメールやチャットだという
フリーランスは多いでしょう。
すでにそれらのツールに慣れているクライアントはいいですが
コロナ禍がきっかけでリモートワークに切り替えた場合は
言葉遣いに注意が必要です。
チャットやメールでは簡潔にわかりやすく
内容を伝えることが大事です。
ですが、ムダを省いた言葉は冷たい印象を与えてしまいがちです。
文字だけのやりとりだからこそ丁寧な言葉遣いを意識して
相手に伝わるような言葉を選ぶようにしましょう。
・Web会議では「表情」がリモハラに!?
Web会議では複数で意見交換をするのが難しいですよね。
ですから、ひとりが意見を述べて
それ以外の人は聴き役になることが多いでしょう。
ところで、誰かが話しているときに
あなたはどんな表情をしているでしょうか?
無表情だったり、反応がなかったりすると
「つまらないのでは?」と話している人は不安になります。
それが相手に苦痛を与えて、リモハラになってしまうこともあるのです。
聴き役になったら、うなずきの回数を意識的に増やすのがおすすめです。
「うなずく」という行為は、「あなたの話を聴いています」とか
「あなたの意見に同意しています」という意思表示になります。
相手はあなたの表情やうなずきを確認することで
安心して話せるでしょう。
・リモートワークにも終業時刻を! 新ルールを導入する
チャットやメール、Web会議を導入することで
「すぐに対応しなければならない」という
プレッシャーを感じる人もいます。
お互いの状況が見えないからこそ
進捗を確認できないストレスを感じたり
どの程度急いでいるのかわからなくて
優先順位がつけにくかったりすることがあるでしょう。
こうしたストレスをなくすためには
連絡をする時間帯を決めておくとか
◯日の△時までに提出するというように
細かく期限を確認するといいですね。
また、チャットやメッセージが切り上げられず
「ありがとうございました」「いえいえ。こちらこそ・・・・・・」
「よろしくお願いします」などのやりとりが続き
仕事がなかなか進まないのも
リモートワークならではの悩みです。
「了解」や「既読」、「ありがとう」は
「いいね」やハートマークなどの
絵文字を送って完了するというように
ルールを決めておくといいでしょう。