Zoomをはじめとするビデオ通話を使った
商談や打ち合わせがスタンダードになりました。
ですが、ここぞというときのクロージングは
画面越しでは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか?
今回は、Zoomでの商談を成功に導く
3つの心理的効果についてお伝えします!
・プライベートな話題から商談に入るとうまくいく!?
直前に話した内容によって
その後の質問の回答が変わる。
その心の働きを、「文脈効果」といいます。
ですから、商談の相手に前向きな決断をさせるためには
プレゼンの前に楽しい気分にさせることが重要です。
たとえば、プライベートでよかった出来事について話すとか
趣味やペットの話をしてから本題に入るといいですね。
・アナログが印象を左右する! ビデオ通話の落とし穴
Zoomやビデオ通話での商談で
相手が話したことを書きとめたり
議事録を作成したりするとき
あなたはどんな方法をとっていますか?
相手の話を聴きながらリアルタイムで
パソコンに打ち込む人もいるでしょう。
商談が終わってすぐに議事録を共有できるので
とても良いことのように思えますが……
実はそれ、チャンスを逃しているかもしれません!
メモのとり方だけで、相手に良い印象を与えることができるからです。
商談相手が話しているときは、メモをとりながら聴きます。
するとその人はあなたが自分に敬意を払っていると感じます。
この心理の働きを、「インタビュー効果」といいます。
相づちを打ちながら熱心にメモをとるという
アナログな方法に効果があるということです。
話を聴きながらキーボードに打ち込む場合は
音声がミュートになっているので相づちが打てず
画面を見ているので目線も下がってしまいます。
すると相手は、「話を聴いてくれているのかな?」と不安になります。
なので、この方法をとるときは相手にひと言かけたほうがよさそうですね。
・大切なことは最後に伝えるといい理由
人は何かを判断するときに
直前の情報に強く影響を受ける傾向があります。
これを、「新近効果(終末効果)」といいます。
一方で、最初に聴いたことが記憶に残りやすいことを
「初頭効果」といいます。
初対面でついた印象がその後も変わりにくいのは
最初の情報がその後も影響しているからです。
最初または最後に話したことの
どちらが強い印象を残せるかは
その人の話術や印象などによります。
この心理効果を活用するなら
最初に話したことを最後にもう一度伝えるのがおすすめです。
そうすることで初頭効果と新近効果の両方を使えます。
いかがでしたか?
話題の選び方やメモのとり方、情報を伝える順番など
ちょっとした工夫で心に響くプレゼンや商談ができます。
直接会えなくてもクロージングに成功しそうです!
ぜひ、3つの効果を活用してくださいね。