「やればできる」と自分自身の可能性を信じる心理を
「自己効力感」といいます。
自己効力感が高まると行動力を発揮し
新たなチャレンジできるという良さがあります。
では、自己効力感が上がることにデメリットはあるのでしょうか?
自己効力感が高まるメリットとデメリットを2つずつ解説します。
・メリット1:新しい挑戦ができる
自己効力感が高いときは
「自分には物事を遂行できる力がある」と考えます。
「できる」と信じているので挑戦する恐怖心や不安が少なく
チャレンジ精神旺盛になります。
また、遂行するまで投げ出さず
モチベーションを維持できるという良さもあります。
・メリット2:ストレス耐性がつく
新たな挑戦や行動を起こすときに
プレッシャーやストレスはつきものです。
自己効力感が高いからといって
ストレスを感じないわけではありません。
ですが、「自分はできる」と信じているために
「失敗したらどうしよう」と不安を感じるよりも
「どうすればうまくいくか?」と考えます。
また、失敗しても引きずらず
同じ失敗をしないための対策をとることができます。
「自分はダメだ」と自己否定せず
たとえ落ち込んでも前向きに考えられるため
ストレスにも強くなるといえます。
・デメリット1:失敗する可能性が高いことに挑戦する
自己効力感が高まっているときは
今まで継続してきたことや安全性の高いことよりも
新しい挑戦をしたいという気持ちが強くなります。
「やればできる」と信じているので
リスクを予測せずに行動を起こしてしまい
失敗する可能性があります。
・デメリット2:人間関係が悪くなってしまう
自己効力感が高まっているときは
精力的に行動を起こした場合も
「やればできる」と信じていながら行動を起こさない場合も
周りの人に対する言動に気を付けたほうがいいでしょう。
前者の場合、自分は行動を起こしているのに
なぜ周りの人は動かないのか?
と疑問を感じてしまいます。
「行動しなきゃダメだよ!」と考えを押しつけたり
自分の実績や武勇伝を自慢したりすると
周りの人から煙たがられるので注意しましょう。
後者の場合は、「口だけで行動しない人」だと思われてしまいます。
「やればできる」と思っているのに行動できないのは
完璧主義になっているからかもしれません。
完璧にやろうとせず、できそうなことから始めましょう。
小さな行動を積み重ねることで
周りの人の印象も変わりますよ。