性格って、人によってまったく違いますよね?
「どうにかなる」と楽観的に考える人もいれば
完璧主義で几帳面な人もいます。
プレゼンが得意な人もいれば
人前に出るのが苦手な人もいるでしょう。
では、人の性格はどのようにして決まるのでしょうか?
今回は、性格の形成と特徴についてお伝えします。
・性格は先天的なもの? それとも環境で決まる?
性格はキャラクター(気質)とパーソナリティー(特性)で形成されています。
キャラクターは遺伝や先天的に決められた特性です。
陽気なイメージがあるアメリカ人でも
遺伝的にネガティブな気質を持つ人もいるといわれています。
一方、パーソナリティーは後天的に作られるもので
3つの特性を持っています。
つまり、性格とは先天的な部分と
後天的にできた部分の両方で構成されているということです。
・後天的に形成される3つの性格とは?
後天的に作られる部分をパーソナリティーといいます。
キャラクターに一番近いのが「気性」です。
気性は幼少期の家族関係によって形成されます。
姉や兄は、弟・妹の面倒を見るので
しっかり者の気性を持つ傾向があります。
その次に形成されるのが、「習慣的性格」です。
友達との関係や環境によって作られます。
学校や塾、趣味や習い事といった環境以外にも
出身地の県民性や近所付き合いなども関わってきます。
都会育ちの人はドライだったり
田舎育ちの人は優しいけれど排他的な部分があったりと
その人の本来のキャラクターではなく
育った土地の風土が性格を作っているということです。
最後に「役割的性格」が形成されます。
これは与えられた役割によって作られる性格です。
営業職だから初対面の人とも話すけれど
実は人見知りをする性格だという人もいるでしょう。
そうして役割を演じているうちに苦手を克服したり
本来の性格が変わったと感じたりすることもあります。
・性格は仕事に合わせて変えられる?
役割的性格は社会的状況によって変わりやすく
自分の意思で変えやすい部分でもあります。
ところが、役割と本来のキャラクターに差があり過ぎると
苦痛を感じたり、自信を失ったりすることも……。
そんなときは先天的な特性を優先したほうがいいですね。
キャラクターに合った職種や業種、働き方を選べば
生きづらさを感じにくくなるはずです。
とはいえ、転職や配置換えは大きな決断であり
環境は思い通りにできにくいものです。
なので、まずは3つの性格とキャラクターを自己分析し
得意分野や長所を見つけるのがおすすめです!