サービスの提供や商品の開発をするとき
どのようなバリエーションを展開すれば売れるでしょうか?
無難なデザインを好む人もいれば
人と違う奇抜さやラグジュアリー感を希望する人もいます。
だけど、売れないものを作りたくないですよね。
今回は、人がものを選ぶ3つの心理についてお伝えします。
・人の目を気にする人は定番を選ぶ
周囲の人の意見に合わせたり
同じ行動をとろうとしたりする心理を
「バンドワゴン効果」といいます。
たとえ間違ったことであっても
大勢の人がその行動をとっているから
人と同じ行動をとってしまう場合があります。
他人の目を気にする人や
「みんなと同じ」だということに安心する人は
ベーシックなものを選ぶ傾向があります。
たとえば、車の色でいえば白、黒、シルバーを選ぶというように。
このタイプの人にはオリジナリティーの高い商品や
新商品や奇抜なデザインのものを勧めるよりも
定番やシンプルなものを好むでしょう。
「ほかの人はこうしていますよ」とか
「ほとんどの人はこうですね」と言うのも効果があります。
・個性がある人は奇抜なデザインを選ぶ
人と同じものを避けようとする心理を
「スノッブ効果」といいます。
自分の個性を表現したい人は
定番やシンプルなものよりも
奇抜な色やデザインを好みます。
車の色でいえば、黄色や赤、緑などを選ぶでしょう。
パッケージデザインは同じでも色遣いをカラフルにするとか
自分でカスタマイズできるなどの
オリジナリティーが出せる商品やサービスがあれば売れそうです。
・特別感を出したい人は高価なものを選ぶ
高性能なものは値段も高くなります。
ところが、機能や効用がそれほど良くなくても
特別感を求めて高価な商品やサービスを求める人もいます。
そうした商品を手に入れることに価値を見出す心理を
「ヴェブレン効果」といいます。
人から注目されたいという気持ちが強い人や
高価なものを買える経済力を示したい人
贅沢が好きな人などは
値段が高いからこそ希少価値があるものを求めます。
供給量が少なくたくさん売れるわけではないものの
だからこそヴェブレン効果が起こり
需要が高まることも!
ブランドバッグや高級車が好きな人には
付加価値があるもの、老舗ブランドのもの
手に入りにくい限定商品などを勧めると良さそうです。
ニーズに合った商品やサービスを勧めることで
新規顧客の獲得や売上アップにつながります。
顧客の特徴や心理を把握して提案しましょう。