年末が近づいてきました。
仕事納めをしてのんびりと過ごす人もいれば
年内に終わらせたい仕事を頑張っている人もいると思います。
どんな人も年末はボーッとする時間をつくりませんか?
というのも、ボーッとすると良いことがあるからです。
今回はボーッと過ごすときの脳の働きとメリットについてお伝えします。
・ボーッとしているときほど脳が働いている?
お風呂に入っているときやリラックスタイムなど
1日のうち、どれくらいボーッと過ごしていますか?
ボーッとしているときは何も考えていないはずですが
実は何かに集中して取り組んでいるときよりも
脳はエネルギーを使っているのだとか!
ぼんやりしているときの脳の状態を
デフォルトモードネットワークといいます。
集中して物事に取り組んでいるときは
特定の脳の部位が活性化して
それ以外の部分はあまり動いていません。
一方、ボーッとしているときは
一か所にエネルギーを集中させることなく
脳全体がまんべんなく働いています。
なので、ボーッとしているからといって
脳が動いていないというわけではないのです。
・ボーッとすると良いアイデアが浮かぶ!?
ボーッとしているときは脳の複数の部位が働いています。
記憶を司る部位に眠っていた情報と
感情を司る大脳辺縁系や
理性や理論的に考える大脳新皮質が結びつき
アイデアが生まれることがあります。
ふとした瞬間にひらめいた!という経験がある人も
多いのではないでしょうか。
それこそがデフォルトモードネットワークのメリットなのです。
仕事を忘れて正月休みを楽しもうとしているときに
ひらめきが生まれるということも。
なので、ノートを持ち歩いたり、スマホにメモをしたりして
アイデアを書き留めておくのがおすすめです。
・仕事が忙しいときは、あえて別のことをしてみる
仕事が忙しくてボーッとするヒマがない!
そんな人こそ、あえてぼんやりする時間をつくりましょう。
というのも、脳の同じ部位ばかり使っていると
脳も体も疲れてしまうからです。
仕事がはかどらなくなったら
ストレッチをして体を伸ばしたり
足湯をしたりするのがおすすめです。
お手洗いに立つ、お茶を淹れるといった行動もOK。
仕事の内容とは関係がなく
頭を使わずにできる作業をするのがポイントです。
脳を使わないことでボーッとできて
リフレッシュできるだけでなく
頭を悩ませていた問題の解決法が
ひらめくかもしれません。
大みそかは除夜の鐘の音を聴きながら
ぼんやりと過ごすのもいいですね。