締め切りまでに十分に時間があったはずなのに。
直前に頑張っても間に合わないかも……。
いつも仕事がギリギリになってしまい
後悔するという人は多いのではないでしょうか?
または、「もっと早めに行動してほしいのに!」と
同僚や仕事関係の人にやきもきしている人もいるかもしれません。
でも、今年から生まれ変わりたい!
今回は、「フレーミング効果」についてお伝えします。
・文脈を変える「フレーミング効果」とは?
今年は新規開拓をしたい!
だけど、古い付き合いの取引先で固定されていて
なかなか新規参入が難しい。
そんな状況になったとき、あなたはどう考えますか?
「新規参入ができる可能性はわずかだ」と考えると
頑張ってもムダなのではないかと思えてきます。
ですが、「新規参入ができる可能性はゼロではない!」と考えれば
やる気が出てきませんか?
このように同じ状況でも視点を変えて表現することを
「フレーミング効果」といいます。
・「締め切りまで1ヶ月」の表現を変える
ある仕事の締め切りが1ヶ月後だとします。
「締め切りまで1ヶ月もある」と考えると
まだ手をつけなくても大丈夫だろうと思ってしまいます。
では、「あと4週間しかない」と考えると、どうでしょう?
1ヶ月を4週間と表現を変えただけでも
ずいぶん印象が変わりますよね!?
「締め切りまで1ヶ月もある」ではなく
「締め切りまで4週間しかない」と言われると
早めに取りかかろうという気持ちになります。
フレーミング効果を使うことで
締め切り日は同じなのに
早めに行動できるようになります。
・分割すると締め切りを守れる理由
せっかくやる気になったけれど
締め切りが1ヶ月後であることは変わりません。
ほかの仕事を優先しているうちに
やる気がダウンする場合もあるでしょう。
なので、1週間ごとに4回の締め切りを設けるのがおすすめです。
1週間後に締め切りがやってくるとなると
1ヶ月後よりも期限を近くに感じます。
すると、その仕事の優先順位が高くなります。
これは、「今」に重点を置く現在バイアスが働くためです。
1ヶ月後に締め切りがやってくる仕事よりも
今やるべきことを優先しようとします。
フレーミング効果を使って表現を変えるだけで
締め切り前に焦らなくなります。
クライアントの締め切りが1ヶ月後でも
1週間単位で自分なりの締め切りを設けたり
分納を提案したりするのもいいですね。