だんだんと過ごしやすい季節になってきました。
ですが、秋はもの思いにふける時期でもあります。
自分の能力やできないことが目につき
自己評価が下がってしまうことも……。
では、自己評価と周りの人からの評価はどう違うのでしょうか?
今回は、自己評価の定義と評価を上げる方法についてお伝えします。
・「自己評価」は、どうやって決まる?
「自分は有能である」という自信の程度と
「自分には価値がある」という自尊心の程度から
成り立っているのが自己評価です。
それでは、あなたの自己評価をチェックしてみましょう。
以下の4つの質問に、YESかNOで答えてください。
1. 自分はいろいろな良い資質を持っている
2. 自分に自信がある
3. 自分はダメな人間である
4. 自分は敗北者だと思う
1、 2にYESと答えた人は自己評価が高く
3,4にYESと答えた人は自己評価が低い傾向があります。
・周りの人からの評価はどう影響する?
それから、自分がつける評価やイメージだけで
自己評価が決まるわけではありません。
自分が周りの人からどのように受け入れられているか?
というのも、自己評価に大きく影響します。
このように、周りの人からの評価が自尊心を決めることを
「自尊心のソシオメーター理論」といいます。
個人の自己評価(自尊心)は幼少期から培われます。
たとえば、走るのが速い、成績が良い、かわいいというように
称賛されて育った子どもは
大人になっても自己評価が高く
それがその人の性格の特徴となります。
これを、「特性性格」といいます。
一方、いじめられたり、蔑視されたりしてきた人は
自己評価が低くなり
「自分は能力が低いからいじめられるんだ」と
自分の特性を決めてしまいます。
・自己評価を上げる方法とは?
ですが、子どもの頃に自己評価が低かったとしても
大人になってから自己評価を上げることはできます。
スポーツで勝つ、アートで賞をとるなど
周りの人から称賛を浴びて自己評価が高まることを
「状態自己評価」といいます。
反対に、元々の自己評価に関わらず
上司から叱られたり、失敗したりしたという
「状態」によって自己評価が低くなることもあります。
状態自己評価の高い低いは一時的なものですが
長期的にその状態が維持されることによって
それが自分の特性だと思うようになります。
仕事で成功体験をしたり、人から褒められたりしたときに
上がった自己評価を定着させることで
自己評価が高まります。
また、失敗で下がった自己評価は一時的なものだと考えます。
そうすれば、自己評価が下がったままになることはありません。
ここで大事なのは、ミスを挽回する努力です。
挽回したことで自分に自信が持てるようになり
自己評価も上がるはずです!