明けましておめでとうございます!
今年の目標は、もう立てましたか?
新たな気持ちで1年の始まりを迎えて
目標を立てるのはとても清々しいですよね。
ところが、年末や半期の終わりには
目標が達成できていないことに焦ったり
暗い気持ちになったりすることはありませんか?
今回は、無謀な目標を掲げてしまう心理と
達成が可能な目標の立て方についてお伝えします!
・「計画バイアス」って何?
経験が少ないほど楽観的に考えてしまい
「この計画はうまくいくだろう」と考える傾向を
「計画バイアス」といいます。
これまでの仕事や旅行の計画などを振り返ってみると
すべて計画通りに進んだという経験は
計画通りにいかなかった経験よりも
少ないのではないでしょうか。
アメリカの大学と大手企業が行った調査によると
プロジェクトの規模が1,500万ドル以上のプロジェクトでは
当初の予定に比べてコストが45%オーバー
納期は平均7%遅れたことが分かりました。
しかも、利益は見積もりの半分以下だったのだとか!
プロジェクトが失敗してしまったというよりも
そもそも無謀な計画を立てていたのだといえます。
・目標が破綻してしまう「楽観バイアス」
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
「きっと大丈夫だろう」と計画を立てる段階で
楽観的に考えてしまう傾向を「楽観バイアス」といいます。
人間の脳は、前向きなことを考えると気持ちよくなります。
だからポジティブに考えてしまうのです。
たとえ物理的に達成できる目標であっても
予想外の事態が起こって計画通りに進まなくなることもあります。
経験が少ないうちは楽観的に考えて
「こんなことが起こるかもしれない」という予測が甘く
結果的に無謀な計画を立ててしまいます。
経験を積むと楽観バイアスの度合いは減るものの
「次こそはうまくいくはず!」とか
「前回のトラブルは例外だった」と考えると
同じような計画を立ててしまうので注意が必要です。
・達成できる目標を立てるためには?
さらに、上司からのプレッシャーや
顧客からの要望に応えようとして
達成できない目標を立ててしまうこともありそうです。
達成できる目標を立てるためには
客観的な分析をすることが大事です。
そのためには目標を達成できなかった要因を
挙げて検証するといいでしょう。
トラブルや予想外の出来事が起こった原因や
作業時間と納期が見合っていたかどうかなどを
振り返ることで計画バイアスがかからなくなり
実現が可能な目標を設定できそうです。