表情から気持ちは読める！？　世界共通の6つの表情とは？

クライアントの表情から気持ちを読み取れたら

 

もっと仕事がうまくいくのに……。

 

そんな風に感じたことはありませんか？

 

今回は、人間の表情の種類と特徴についてお伝えします。

 

 

 

・世界共通の６つの表情とは？

 

人は顔に表情をあらわす筋肉が多く

 

表情筋を動かすことで豊かな感情を

 

表現するといわれています。

 

心理学者のエクマンの研究により

 

どんな感情のときにどの筋肉を動かして

 

どのように顔が変化するのかが分かりました。

 

 

喜び、嫌悪、驚き、悲しみ、怒り、恐怖を

 

「エクマンの６つの基本的情緒」といいます。

 

 

 

・６の表情の判断ポイントを解説！

 

１． 喜び

 

唇の両端が後方、上に引っ張られます。

 

頬が上がり、下まぶたが上がり

 

目が細くなり、目じりが下がります。

 

喜んでいるかどうかは、目と口に注目すると分かりやすいです。

 

 

２． 嫌悪

 

眉が下がり、鼻にしわが寄ります。

 

上唇は上がり、下唇は下がります。

 

 

３． 驚き

 

眉が上がり、目が大きく開かれます。

 

あごが下がり、口が開かれます。

 

額に横皺ができるのも特徴です。

 

 

４． 悲しみ

 

眉が中央に引っ張られ、三角形ができます。

 

目は伏し目がちになり、唇は両端が下がります。

 

 

５． 怒り

 

眉は中央下方に強く引っ張られます。

 

眉間には強い縦皺ができます。

 

目が緊張するため、硬直し、飛び出します。

 

鼻も緊張し、鼻孔が広がります。

 

口は堅く閉ざされるか、突き出されます。

 

 

６． 恐怖

 

顔全体が緊張と震えに包まれます。

 

目は上まぶたが上がります。

 

下まぶたも緊張し、上がります。

 

口も緊張し、後ろに引かれます。

 

 

 

・日本人が読み取るのが苦手な表情とは？

 

表情は意識して動かすのではなく

 

感情に応じて表情筋が無意識に動くことが多いです。

 

表情を正しく読めれば相手の本心を知れるので

 

対人コミュニケーションにおいてはかなり重要です。

 

 

エクマンは人の表情判断能力は

 

人類進化の過程で獲得したものであると言っています。

 

民族が違っても、人は同じ感情に対して同じような表情をし

 

相手の表情から感情が読み取れるというのがエクマンの説です。

 

 

ただし、実際は人種や文化によって表情の認識に

 

差があることが分かっています。

 

 

エクマンの６つの基本的情緒を表す写真を見せて

 

写真が表す感情と実験参加者による情緒の判断が

 

一致しているかどうかを調査しました。

 

 

その結果、日本人の実験参加者は

 

幸福と驚きの表情は100％正しく認識していました。

 

一方、悲しみと恐怖については60％程度しか一致しませんでした。

 

この写真は外国人の表情だったことから

 

他の民族のネガティブな感情を読み取るのは

 

あまり得意ではないといえそうです。

 

 

いかがでしたか？

 

表情から感情を読み取る参考になるとうれしいです！