仕事に行き詰まったときや
みんなで相談をしたいときなどに
アイデアを出す方法として使われる
ブレインストーミング。
今回は、ブレインストーミングの方法と
活用術についてお伝えします。
◆基本的なブレインストーミングの方法
ブレインストーミング法とは
アレックス・F・オズボーンによって
考案された会議方法で
アイデアをたくさん出すための方法です。
ひとつの議題に対して
参加者が自由な発想でアイデアを出し
ブレインストーミングが終わってから
他の方法でまとめていきます。
≪4つのルール≫
・結論を出さない
アイデアをたくさん出すのが目的なので
この段階では結論を出しません。
・自由な発言を認める
奇抜で自由な発想から
新たなサービスが生まれることもあります。
実現が不可能だと思えるアイデアも
否定や批判をしないのが
ブレインストーミングの重要なルールです。
・質より量を重視する
アイデアの質よりも、
数をたくさん出す方を重視します。
決められた時間の中で、
できるだけ多くのアイデアを出しましょう。
・アイデアを結合して発展させる
他の人や自分が出したアイデアを
発展させたり
2つ以上のアイデアを結合させて
展開するのもOK!
ただし、結論を出そうとせずに
アイデアの段階でとどめておきましょう。
◆意見が言いやすい+αルール
ブレインストーミングは
5~8名程度で行うのが
ベストだといわれていますが
人数にはそれほど
こだわらなくてもいいでしょう。
ただ、人数が多くなると話せないという人や
フリーランスの場合は
クライアントと行うときなどは
萎縮して意見が出しにくい
という場合があります。
そんなときはオリジナルルールを
もうけるのがおすすめです。
≪例≫
・時計回りなどで順番に意見を出していく
・あまり考える時間を与えないように制限時間を短くする
・意見が出たら拍手をする
・あらかじめ書いておいたアイデアを読み上げて展開していく
・行き詰まってきたら中断してアイデアの結合に切り替える
◆コミュニケーションツールにもなるブレスト
ブレインストーミングには
コミュニケーションを
円滑にさせる役割もあります。
たとえば、一緒に
ブレインストーミングをすることにより
「この人は話せばわかってくれるんだ!」と
後輩から先輩に対する見方が変わったり
「この人は、こんな切り口で
物事を考えるんだな」と
先輩や上司が後輩のキャラクターを
知るというように
それまで知らなかった
お互いの良さ発見することができます。
また、問題に対して一緒に取り組むことで
団結力が生まれるので
取り組むべき問題があるときほど
ブレインストーミングを通して
コミュニケーションをとるのが
おすすめです。