人は自分に自信をつけてくれる人に心を開きます。
「この人は自分の能力を上げてくれる!」とか
「この人は自分を認めてくれる」と感じます。
また、その人の能力や努力を認め、背中を押すことで
信頼関係を築くこともできます。
その人は自信をつけてくれたあなたの話を聞きたいと思うので
商談や打ち合わせもスムーズに進みそうです。
今回は、仕事仲間や顧客の背中を押す方法をお伝えします。
・その人の「ストレングス」を引き出す方法
ストレングスとは、その人が持っている能力や精神力を表す言葉です。
自分に自信を持つためにも能力に気づくことはとても大切です。
本人がそれに気づくような言葉がけをすれば
「この人は自分を認めてくれる」と相手は感じます。
それでは、能力を引き出す3つの方法を紹介します。
・過去と現在を比較する
仕事仲間が自信を失っているときや
大きな仕事に対してナーバスになっているときは
過去と現在を比べて勇気づける方法が有効です。
以前は、緊張して人前で話せなかったけれど(過去)
今では相手の目を見て話せるようになった(現在)。
プレゼンがうまくできるかどうか心配なら
繰り返し練習して完璧にしよう。
と言葉をかけます。
過去と現在を比べて成長している点を伝えれば
前向きに取り組めるようになりますよ。
・すでに力が備わっていることを伝える
仕事仲間や顧客に行動を起こさせたいときに有効な方法です。
あなたはすでに◯◯に関する知識を身につけています。
こんなときにどうすればいいのか十分に理解しているはずです。
あとは行動するだけです。
と言って背中を押します。
この言葉がアクションを起こすハードルが低くなり
行動するきっかけになります。
・短所を長所としてとらえる
その人が短所だと思っている部分を言い換えることで
自信を持って行動できるようになります。
短所を変えようとするのではなく
見方を変えるのがポイントです。
たとえば、慎重すぎる性格の人がいたとします。
慎重すぎるせいで仕事に時間をかけてしまったり
考えすぎて行動できなくなったりすることで
周りの人に迷惑をかけてしまう場合があります。
そういった面を短所だととらえずに
慎重だからこそ仕事のミスに気づけるとか
いろんな可能性を考えられるから危機管理に向いている
というように言い換えます。
すると、短所を直すために努力するのではなく
長所を活かす行動をとるようになります。
いかがでしたか?
その人がすでに持っている能力や長所に
気づかせてあげる言葉がけをすることで
よい関係を築けます。
相手に自信を持ってもらいたいときや
行動をうながすときなどの
参考になればうれしいです。