褒めるのは危険!? 褒め言葉の落とし穴とテクニック

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一緒に仕事をする人とは、うまくやっていきたい!

 

同じ部署、チーム、得意先、下請け会社など

 

立場は違っても、信頼関係を築いて

 

良い仕事をしたいというのは同じです。

 

 

相手のモチベーションを上げるには

 

褒めるのが効果的です。

 

 

得意先の担当者を褒めると

 

上から目線にならないように

 

表現に注意が必要ですが・・・・・・

 

 

長所や魅力、「いいな」と思う点を

 

褒めるのは信頼関係を築くうえで

 

大事なことですよね。

 

だけど実は

 

褒めることで士気が下がってしまう

 

なんてこともあるんです!

 

 

今回は、そんな褒め方についてお伝えします。

 

 

 

・褒めるのは、「能力」? それとも、「努力」?

 

10代の男女を対象とした

 

褒め方の実験があります。

 

 

被験者に非言語式知能検査の

 

難しい問題を10問出しました。

 

2つのグループにわけて結果を伝える際に

 

Aグループ「8問正解! 頭がいいですね」

 

Bグループ「8問正解! 頑張りましたね」

 

と言葉をかけました。

 

 

グループわけをした時点では

 

どちらのグループも成績は同じでしたが

 

その後の行動と成績に違いが見られるようになりました。

 

 

Aグループは新しい問題に挑戦しなくなり

 

自分が解ける問題を選ぶようになりました。

 

それに対してBグループは

 

次々と新しい問題に挑戦するようになりました。

 

 

・「能力」を褒めると成長しなくなる!?

 

その後、2つのグループに難しい問題を出したところ

 

Aグループはあまりの難しさに意欲を失いましたが

 

Bグループは楽しんで取り組んでいました。

 

 

このような違いが生まれた原因は、褒め方にあります。

 

 

Aグループは、「頭がいい」と褒められたので

 

「頭がいい状態を維持したい」と思うようになりました。

 

「頭がいい」ことを証明するために

 

正解する自信がある問題を選び

 

解けないかもしれない難しい問題には

 

手を出さなくなったのです。

 

 

Bグループは、頑張ったことを褒められたために

 

「頑張ればできる」と思うようになりました。

 

「頑張ったからできた」と証明するために

 

解いたことがない問題に挑戦したのです。

 

 

・能力を伸ばすために努力を褒める理由とは?

 

この実験からわかるのは

 

「能力を褒めると成長しなくなる」ということです。

 

 

それから、「素質」や「能力」を備えていなくても

 

努力次第でそれらを伸ばせることもわかりました。

 

 

ですから、誰かを褒めるときは

 

その人がしてきた努力や

 

結果までのプロセスに目を向けましょう。

 

 

一緒に仕事をする人を褒めるときや

 

周囲の人とのコミュニケーションに

 

役立てていただけるとうれしいです!

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