言い訳ばかりでイラッ! 失敗を次のチャンスに活かす方法とは?

 In ブログ

ミスをした理由を尋ねたら、言い訳をされた。

 

この失敗を次のチャンスに活かしたいだけなのに……。

 

言い訳が多い人との付き合い方って、難しいですよね。

 

今回は、人が言い訳をする理由と対策についてお伝えします!

 

 

 

・なぜ、人は言い訳をしてしまうのか?

 

人は結果に関わらず、過去の行動を正当化する性質を持っています。

 

「あのときは、ああするしかなかった。だから自分は悪くない」

 

このように考えることを、「回想バイアス」といいます。

 

たとえば、歩きスマホをして人にぶつかった場合

 

「急ぎの連絡があったから、スマホを確認しなければならなかった」

 

というように自分の行動を正当化します。

 

回想バイアスが働くと自分は悪くないと考え

 

トラブルを起こしてしまうことも!

 

部下に失敗の理由を尋ねても、言い訳ばかりでうんざりする……。

 

 

そんなときは、「なぜうまくいかなかったのか?」よりも

 

同じ失敗をしない方法を考えるほうが建設的だといえます。

 

 

 

・失敗からの学びを活かす方法

 

部下がクライアントとの商談に遅刻してしまい

 

信用を落としてしまいました。

 

ところが部下は「電車が遅れなければ間に合った」と言います。

 

つまり、自分には非がないと思っているということです。

 

しかし、これでは次回の商談も遅刻するかもしれません。

 

同じ失敗をしないためには、遅刻しないための案を部下に出させ

 

ストーリーとして話してもらうのがおすすめです。

 

 

電車が遅れる可能性を考え、会社を早めに出る。

 

クライアントのオフィスの最寄り駅に30分前に到着する。

 

駅の待合スペースで商談の内容を確認し、準備を整える。

 

このように、これからとる行動を話すことで

 

「自分で言ったからには、守らなければならない」

 

という気持ちが働きます。

 

この心理を「一貫性の原理」といいます。

 

 

また、上司や周囲の人に話せば

 

その人の行動が把握できるので

 

予想外の事態が起こった場合もフォローしやすいでしょう。

 

 

 

・責任感が強い人のストレスを軽減する

 

人は自分の行動を正当化してしまうものですが

 

失敗の原因は自分にあると考える人もいます。

 

この考え方の傾向を「自責思考」といいます。

 

責任感が強く、人のせいにしないのは素晴らしいですが

 

必要以上に自分を責めてしまうことも。

 

 

さらに、心を守るために「回想バイアス」が働き

 

「自分は悪くない」と思いたい気持ちもあり

 

相反する思いの間で葛藤が生じます。

 

すると余計にストレスを感じてしまうのです。

 

 

自分を必要以上に責めないためにも

 

「次はこうする」という具体的な行動を

 

周囲の人と共有し、協力することが大事です。

 

そうすれば、ストレスが軽くなりそうです。

Recent Posts