完璧な商品よりもDIY要素があるほうが売れる理由

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顧客に喜んでもらえるサービスを提供したい。

 

プロジェクトメンバーには

 

自分で考えて行動してほしい。

 

 

この2つのお悩み、実はある心理を活用すれば解決します!

 

今回は、他人事を自分事に変える心理についてお伝えします。

 

 

 

・自分で作ることで愛着がわく「イケア効果」

 

自分で作ったからこそ愛着がわき

 

それを大切にしようとする傾向を

 

「イケア効果」といいます。

 

 

IKEA(イケア)とはスウェーデン発祥の大手家具小売店で

 

日本でも人気が高いお店です。

 

多くの商品は顧客が組み立てる仕様になっているのが特徴です。

 

自分で組み立てるのは面倒だと思ってしまいますが

 

いざ出来上がったらうれしくなりますよね。

 

多くの顧客が自分で作った家具に対して

 

出来合いの商品以上の愛着を抱くようになるのだそう!

 

 

つまり、自分が少しでも関わったり

 

手間ひまをかけたものに対しては

 

重要だと感じたり、愛着を持ったりするということです。

 

 

 

・完璧なサービスを提供しなくていい!

 

イケアの家具をDIYするように

 

顧客自身が手間をかけることで満足度が高まります。

 

たとえば、最高食材を使って一流シェフが腕を振るうよりも

 

釣りや山菜採りなどをして自分で集めた食材で

 

料理をしてもらうほうが感動するというように。

 

 

至れり尽くせりの受け身なサービスではなく

 

体験型にすることで付加価値を提供できるのです。

 

コストを抑えられて、満足度も上がるなんて一石二鳥ですよね!?

 

 

サービスや商品に顧客の意見を取り入れるのも◎。

 

自分が関わった商品やサービスには愛着がわき

 

申し込みや購入につながりそうです。

 

 

 

・「他人事」から「自分事」にする方法

 

プロジェクトメンバーの士気を上げたい場合も同じで

 

企画を考える段階から参加してもらいましょう。

 

すると「自分事」として考えるようになり

 

仕事へのモチベーションも続きそうです。

 

 

若手社員を育てたいときは

 

あえて難しい課題を出すのもアリです。

 

課題をクリアすることでスキルが上がるだけでなく

 

自主的に行動を起こすようになりますよ。

 

 

 

・思い入れが強くなり過ぎないように注意を!

 

時間と労力をかけることで愛着が強くなるのがイケア効果には

 

意外な落とし穴があるので注意してください。

 

というのも、企画や商品への思い入れが強くなり過ぎると

 

「ここまで頑張ったのだから成功するはず!」と考えてしまうから。

 

第三者の意見を取り入れるとか

 

感情的にならずに内容を客観視することで

 

より良いものが作れそうです。

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