ヒットしている映画を観たくなるのはなぜ?「社会的証明」とは?

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「大ヒット上映中」というCMを見ると

 

その映画を観たくなったことはありませんか?

 

人は多くの人が好むものを選ぶ傾向があります。

 

この心理をうまく活用すれば

 

もっと商品やサービスが売れるかも!?

 

今回は、多数派になりやすい心理と

 

少数派の心を動かすPR法についてお伝えします。

 

 

 

・「みんな」を参考にする「社会的証明」とは?

 

多くの人が支持しているかどうかが

 

意見や行動に影響を及ぼすことを

 

「社会的証明」といいます。

 

 

社会的証明を実証した有名な実験があります。

 

複数の実験協力者を道に立たせて

 

同じ方向を見るように指示します。

 

すると、たまたまその道を通りかかった

 

ほとんどの人が同じ方向を見たのです。

 

人は自分だけが他人と違う行動をとるのを嫌い

 

周りの人と同じ行動をとることで安心できるからです。

 

 

 

・社会的証明が働く2つのパターンとは?

 

「みんなと同じでいたい」という心理が働くのは

 

どんなときでしょうか?

 

 

社会的証明が働きやすいのは

 

以下の2つのパターンの場合です。

 

 

1つ目は、どうすべきなのか明確な考えや知識がないときです。

 

たとえば、初めて訪れる場所で災害にあったとします。

 

多くの人がひとつの場所に向かっているのを見ると

 

自分も同じ場所に行こうとするでしょう。

 

 

避難場所をあらかじめ確認していたり

 

災害が起きたときの対処法を知っていたりすれば

 

違う行動をとるかもしれません。

 

 

ですが、そういった知識がないときは

 

「みんなの選択が正しい」と思ってしまうのです。

 

 

 

・自分と似ている人の選択に影響される

 

2つ目は、自分と類似する人が選択している場合です。

 

大ヒットしている映画が観たくなったり

 

売上ランキング1位の商品が欲しくなったりするのは

 

大勢の人が「これは良い」と認めているからです。

 

 

さらに、自分と共通点がある人が選んでいれば

 

同じ行動をとればいいだろうと確信します。

 

年代や性別、職業、趣味といった

 

自分と同じ属性を持つ人が選んでいると

 

「この選択が正しいはずだ」という思いは強くなるでしょう。

 

 

この心理を応用すれば、少数派の人の心も動かすことができます。

 

たとえば、「グルメの達人が秘密にする隠れた名店」といわれると

 

おいしいものが好きな人や自分はグルメだと思っている人なら

 

有名店よりも隠れた名店に魅力を感じるでしょう。

 

 

このようにターゲットを設定することで

 

多数派だけでなくマイノリティーの心もつかめそうです。

 

ぜひ、商品やサービスのPRに活用してみてくださいね!

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