怒りは伝染する!?人の感情に影響を受けないコツとは?

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年末が近づいてきて仕事が忙しい。

 

イライラしている人がいると

 

職場全体の雰囲気が悪くなるから嫌だな……。

 

ピリピリムードの中で仕事をすると

 

気分が悪くなり、パフォーマンスも落ちますよね。

 

今回は、怒りが周りに与える影響についてお伝えします!

 

 

 

・怒っている人が周りにいるとどうなる?

 

周りの人の感情や態度から

 

どのような影響を受けるのか調べた実験があります。

 

 

実験参加者に生理的興奮と認知の関係を調べると説明し

 

このような実験を行いました。

 

実験参加者は「サプロキシン」という名前の薬の注射を受けます。

 

これは偽名で、実際に投与されたのは興奮剤のアドレナリンです。

 

 

注射の後、実験参加者は2つのグループに分けられます。

 

1つ目のグループの人は注射の副作用として

 

心拍の増加や震えが生じることを伝えられます。

 

これはアドレナリンを投与したときに起こる反応です。

 

一方、2つ目のグループの人には

 

副反応についての説明を行いませんでした。

 

 

実験参加者は同じ実験に参加している人と

 

控室で待つように指示されます。

 

同じ空間にいる人の態度による感情の変化を見るために

 

控室にいる人(実験協力者)は以下の2パターンの行動をとります。

 

A.はしゃいだり、紙飛行機を飛ばしたりと陽気に振る舞う。

 

B.黙って質問紙に答えた後、質問内容に不満を感じて怒り出す。

 

最終的に質問紙を破り、部屋を出て行く。

 

それぞれの態度の人を見たときの

 

実験参加者の感情と行動を調べました。

 

 

 

・人の感情に影響を受けるのはどんなとき?

 

事前に注射の副反応の説明を受けた人は

 

たとえ自分が興奮したとしても

 

注射のせいだと考えました。

 

そのため、控室にいる人が陽気であろうと

 

怒っていようと感情に影響はありませんでした。

 

 

副反応の説明をされていない人は

 

控室にいた人の感情に影響を受けました。

 

陽気な行動をしている人を見ると陽気になり

 

怒っている人を見ると怒りを感じたのです。

 

 

この結果から、自分の興奮の原因が不明な場合は

 

周りの人の感情や行動に影響を受けることが分かりました。

 

 

 

・原因を明らかにすれば影響を受けなくなる!

 

職場にピリピリしている人がいるときは

 

怒りの原因を明らかにすることが大事です。

 

「自分のせいで怒っているのかも?」と思うと

 

影響を受けてしまうからです。

 

もしもあなたに原因があったときは

 

怒りが伝染する前に対応しましょう。

 

 

原因があなたとは無関係だと分かれば

 

たとえ周りの人がピリピリしていても

 

気にせず仕事に集中できそうです。

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