コロナが心に及ぼす影響は? アフターコロナの心身への対策法

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コロナとは違うウィルスが流行するかもしれない。

 

季節外れのインフルエンザが流行していて心配。

 

この数年で生活がガラッと変わってしまい

 

感染症や病気に対して不安を感じる人は多いでしょう。

 

人によって心配の度合いも違い

 

コロナ対策への温度差も感じますよね。

 

クライアントが不安を抱えている場合は

 

「大丈夫ですよ」と言葉をかけるよりも

 

心に寄り添ったほうが良い関係を築けます。

 

今回は、病気を不安に感じる心の仕組みと対策についてお伝えします。

 

 

 

・免疫システムが心に及ぼす影響とは?

 

体内へのウィルスの侵入を防ぐ機能を「免疫システム」といいます。

 

免疫システムは体の機能ですが

 

心にも影響を及ぼします。

 

その影響を調べた2つの実験があります。

 

 

1つ目は、実験参加者に人の顔の画像を見せた後に

 

三角形や円形などの図形の画像を見せるというものです。

 

参加者にはどんな図形だったのかを答えてもらいます。

 

人物の画像は、元気そうな顔(血色が良い、笑顔など)と

 

体調が悪そうな顔(血色が悪い、くしゃみをしているなど)を表示します。

 

 

すると、最近病気を経験した人は

 

元気な顔が表示されたときに比べて

 

体調が悪い顔の後に表示された図形を判断するのに時間がかかりました。

 

これは体調が悪そうな顔を無視できなかったからだといえます。

 

 

 

・ウィルス感染の機会を避けたい心理

 

2つ目の実験は、体調が悪そうな顔の画像(A)を指した矢印があり

 

元気そうな顔(B)に矢印を移動させるというものです。

 

すると、すべての参加者がAの画像から素早く矢印を移動させました。

 

 

このことから、病気にかかった経験の有無に関わらず

 

ウィルスを避けたいと本能的に感じていることがわかります。

 

さらに、最近病気になった人のほうが

 

より早くAの画像から矢印を遠ざけたので

 

病気を経験していない人よりも拒否反応が強く出たといえます。

 

 

 

・ウィルスを恐れるクライアントとの関わり方

 

免疫システムが発動した人は

 

感染する恐れがある対象を遠ざけようとすることが

 

この実験からわかりました。

 

自分自身がコロナや病気になっていなくても

 

周りに大変な思いをした人がいるかもしれません。

 

 

なので、コロナ対策をしている人に対しては

 

「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ」と気軽に言わず

 

その人の気持ちを汲むことが肝心です。

 

相手が不安を感じているならマスクを着用するとか

 

直接会うよりもオンラインで話すというように

 

その人が求める行動をとることで

 

精神的に安心でき、集中して仕事の話ができそうです。

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