日記を書いてストレス解消! 心身の健康に役立つ自己開示とは?

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ストレスを感じる出来事が起こったとき

 

あなたは感情をどのように発散しますか?

 

 

人に話す人もいれば、誰にも言わない人もいます。

 

その出来事が起こった状況を詳細に話す人もいれば

 

感情をメインに話すという人も。

 

 

今回は、感情と事実を「書く」ことが

 

健康に及ぼす影響についてお伝えします!

 

 

 

・何を書けばストレス解消ができる?

 

自己開示にストレス解消効果があるかどうかを

 

調べた実験があります。

 

 

実験参加者の学生を4つのグループに分けて

 

4日間、毎晩15分間

 

その日に起こった出来事について

 

日記を書いてもらいました。

 

その際、各グループには以下の指示を出しました。

 

 

A. 日常で起こった出来事を、できるだけ客観的に書く

 

B. 強いショックを受けた出来事について、そのときの感情のみを書く

 

C. 強いショックを受けた出来事について、感情的なことは一切書かない

 

客観的な事実のみを書く

 

D. 強いショックを受けた出来事について、客観的事実と感情の両方を書く

 

 

それぞれに自己開示をする日記を書いたことで

 

どのような感情になり、心身に変化があったかどうかを

 

感じてもらうという実験でした。

 

 

 

・自己開示をすると体調が悪くなる?

 

B~Dのグループは強いショックについて書いたため

 

日記を書いたときにネガティブな感情を感じました。

 

特に、Dの事実と感情の両方を書いたグループは

 

強いネガティブな感情を表し、血圧も上がりました。

 

 

このことから、ショックな体験を自己開示することは

 

感情的な興奮を引き起こすと分かりました。

 

 

 

・心身の健康のための自己開示とは?

 

それでは、ショックな出来事が起こったときは

 

自己開示せずに自分の中にとどめておき

 

時間が経つのを待つほうが良いのでしょうか?

 

 

実験の4ヶ月後に健康状態を調べたところ

 

Dの事実と感情を自己開示したグループが

 

ほかのグループに比べると病院への来院の頻度が

 

低いことが分かりました。

 

 

また、Cの事実だけを書いた人よりも

 

Bの感情のみを書いた人のほうが

 

心身ともに健康だったという結果も報告されています。

 

この実験から、強いショックをともなう体験をした直後は

 

起こった出来事と感情を自己開示することで

 

ネガティブな感情や辛い気持ちが呼び起されるものの

 

長い目で見れば自己開示したほうが

 

心身の健康が保たれるといえます。

 

 

ただ起こった出来事を事実だけでとらえるのではなく

 

感情を人に話したり、ノートに書いたりすることが

 

ストレス発散につながります。

 

 

自分の内側に溜めこむのではなく

 

発散してストレスをリセットしましょう!

 

 

日記を書くときや自己開示をするときの

 

参考になったらうれしいです。

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