評価をポイント化する「ピアボーナス」って何?

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働き方改革のひとつとして

 

多くの企業に取り入れられている

 

「ピアボーナス制度」が話題です。

 

 

フリーランスにとっては

 

あまり馴染みがないかもしれませんが

 

クライアントが導入することもありそうです。

 

 

今回は、ピアボーナスというシステムの

 

メリットとデメリットについてお伝えします。

 

 

・ポイントで評価される「ピアボーナス」とは?

 

ピアボーナスとは評価制度で

 

各社員が持っているポイント(報酬)を

 

何かしてもらったときに渡します。

 

たとえば、書類作成の仕事を手伝ってくれる人を

 

社内ネットワークで募った場合

 

手伝ってくれた人に報酬が支払われる

 

というように使用します。

 

 

報酬は金銭として支払われる場合もあれば

 

ポイントとして貯まるなど

 

企業によって異なるのが特徴です。

 

 

 

導入している企業では

 

離職率の低下やモチベーションアップなどの

 

成果が出ているのだとか!

 

 

・やる気が半減する!? ピアボーナスのデメリットとは?

 

モチベーションには

 

内発的動機付けと

 

外発的動機付けという

 

2つの種類があります。

 

 

内発的動機付けというのは

 

「もっと良い仕事がしたい」という

 

自分の内側からわきあがってくる気持ちです。

 

 

 

一方、外発的動機付けとは

 

評価されたり

 

給料が上がったりと

 

外部からもたらされる報酬が

 

やる気につながることを指します。

 

 

「仕事を手伝いたい」という内発的動機付けに対して

 

報酬を支払うと意欲がなくなることがあります。

 

 

これを、「アンダーマイニング効果」と呼びます。

 

最初は評価されることがうれしくても

 

やがてモチベーションが下がってしまう恐れがあります。

 

 

 

・大切なのは「思い」のプレゼント

 

ピアボーナス制度が導入された目的は

 

これまでは評価されなかった部分を

 

「見える化」することです。

 

 

そうすることで、

 

縁の下の力持ちとして頑張っている人が

 

正当に評価されるようになります。

 

 

また、「手伝ってほしい」と声をあげることで

 

コミュニケーションが活性化するのも狙いです。

 

 

つまり、単に報酬をもらったり、与えたりするのが

 

目的ではないということです。

 

 

 

気持ちを伝えるときは

 

相手がしてくれたことにお礼を言うだけでなく

 

どのようにうれしかったのか

 

どんなところが役に立ったのかなどを

 

具体的に伝えるといいですね。

 

 

そんなコミュニケーションが

 

相手の内的動機付けを刺激します。

 

 

すると、今までよりもあなたのために

 

何かをしたいと思うようになったり

 

仕事に対する意欲がわいてきたりして

 

より良い仕事ができそうですよね!

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