チームでの公平な報酬の分配方法とは?

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チームで仕事をすることになったけれど

 

どのように報酬を分配するべきか・・・・・・。

 

 

気持ちよくメンバーが仕事をするためには

 

報酬の分配方法を最初に決めておくことが肝心です。

 

では、どのような分配方法があるのでしょうか?

 

 

・報酬の分配方法は4種類ある

 

まずは、4種類の分配原理をご紹介します。

 

 

1. 衡平(こうへい)原理

 

貢献度に応じて分配されます。

 

業績に基づいて支払われる「成果給」がこれにあたります。

 

 

2. 平等原理

 

成果に関係なく一定額が支給されます。

 

給与は平等原理の一例です。

 

 

3. 必要原理

 

報酬を必要としている程度に応じて分配します。

 

家族などの生活をともにする場合に当てはまります。

 

成果を上げる(お金を稼ぐ)のは親で、子供は仕事をしませんが

 

子供が育つのに必要な報酬を分配します。

 

 

4. 独占原理

 

最も高い業績をあげた人にすべてを与えます。

 

1位の人だけがボーナスをもらえるとか

 

じゃんけんに勝った人が総取りできるなどの

 

ゲーム性のある分配方法です。

 

 

チームで行う仕事の場合の分配方法は

 

衡平原理か平等原理のどちらかが多いでしょう。

 

 

・不満が少ない分配の方法はどれ?

 

報酬の分配方法にはメリットとデメリットがあり

 

状況に応じて使い分ける必要があります。

 

 

メンバーの入れ替わりが激しく

 

流動性が高いチームで仕事をする場合

 

高い業績をあげた人は衡平原理を望みます。

 

報酬がもらえると思うとモチベーションが上がり

 

ライバルの存在が闘争意欲をかきたてます。

 

 

一方、あまり業績をあげられなかった人は

 

衡平原理では報酬が下がってしまうため

 

モチベーションが下がり、自信をなくしてしまいます。

 

よって、公平に分配される平等原理を望みます。

 

 

メンバーがあまり入れ替わらず

 

人間関係が長く続くチームでは

 

業績をあげている人も平等原理を望む傾向があります。

 

チームで協力して仕事を進める必要があるので

 

人間関係を円滑に保つためにも

 

報酬は平等に分配するのが良いという心理が働くからです。

 

 

チーム内で役割分担をしている場合は

 

売上げをあげる営業部門と

 

仕入れや事務などの直接の売上げに

 

つながらない部門があります。

 

そのようなチームで衡平原理を取り入れると

 

不満が出やすいので注意が必要です。

 

 

 

・話し合いで報酬の分配を決める

 

報酬の分配の決め方はチームや業態によって違います。

 

作業時間によって報酬を支払うのか

 

それとも仕事量によって報酬を支払うのかなど

 

そのプロジェクトが始まる前に提示し

 

納得したうえで進めなければなりません。

 

 

入ってくる報酬額や、かかるコストによって

 

分配も変わってくるので

 

きちんと話し合って決めることが大切です。

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