問題を抱え込む人は必読! 人を頼れない心理とは?

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困ったことがあれば頼ってほしい。でも、何も言ってくれない。

 

悩んだときに人を頼ったほうがいいのはわかるけど……。

 

仕事でもプライベートでも、人を頼るのが苦手だという人はいます。

 

ですが、自分ひとりでは問題を解決できないときや

 

力を合わせて仕事を進めるときは

 

周りの人を頼ることも必要です。

 

 

今回は、人を頼れない心理と対策についてお伝えします。

 

あなた自身が人を頼れない場合や

 

周りの人から頼られる関係を築きたいときに

 

参考にしてもらえるとうれしいです!

 

 

 

・人を頼れない2つの心理とは?

 

ひとりでは問題を解決できないにも関わらず

 

人に助けを求められないのはなぜでしょうか?

 

 

その理由は2つあります。

 

1つ目は、人を頼ることで自分に能力がないことや欠点が

 

相手にわかってしまうからです。

 

人を頼ったら相手に無能だと思われるのではないかと心配したり

 

人よりも劣っていると感じて自尊心が傷ついたりします。

 

 

2つ目は、人を頼って借りをつくることを嫌うからです。

 

お返しをしなければならない義務や義理が発生するとか

 

借りに対して不平等なお返しを求められることを恐れて

 

人を頼らずに自分で解決しようとします。

 

 

 

・頼られやすい意外な人物とは?

 

援助を求める心理についてのこんな実験があります。

 

実験参加者には大学院の入試試験の開発を手伝ってもらいます。

 

パソコンに問題が出題され、それらを解いていきます。

 

ところが、その最中にパソコンが故障してしまいます。

 

実験参加者にはトラブル時に助けてくれる人物を

 

あらかじめ2人紹介しています。

 

実験では、その人物に電話をかけて

 

援助を求めるまでの時間を測定しました。

 

 

実験参加者を援助する人物の1人目(A)は

 

教育の研究をしている地位が高い人で

 

きちんとした身なりをしています。

 

2人目(B)は入試試験やパソコンの知識がなく

 

ただ実験を手伝っている身なりがよくない人です。

 

 

実験参加者が援助の電話をするまでの時間は

 

AよりもBのほうが早いという結果になりました。

 

 

 

・「この人を頼りたい」と思う要素とは?

 

パソコンの知識がないBを頼っても

 

問題が解決しそうにないですが

 

AよりもBのほうが頼りやすかったというのが

 

この実験の結果からわかります。

 

 

Aを頼ることをちゅうちょしたのは

 

先ほど述べた2つの心理が働いたからだといえます。

 

 

このことから、頼られる人物になるためには

 

頼ってきた人の劣等感を刺激せず

 

見返りを求めないようにするといいでしょう。

 

 

周りの人を頼るのが苦手な人は

 

地位が高い人や上司などに相談するのではなく

 

まずは身近な人に話してみるといいですね。

 

たとえ問題を解決できなかったとしても

 

相談することで相手が動いてくれたり

 

心が軽くなったりするはずです。

 

人を頼ることへの抵抗がなくなれば

 

問題を抱え込まなくなりますよ。

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