「認知的節約」を知れば、ピンチにもチャンスにも強くなる!

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予想外の出来事が起こってパニックに!

 

対応をミスして問題が大きくなってしまった。

 

クライアントにたくさんの提案をしたのに

 

ひとつも採用されなかった……。

 

 

そんな経験はありませんか?

 

今回は、「認知的節約」についてお伝えします。

 

この心理を知っておけば

 

チャンスでもピンチでも役立ちます。

 

プレゼンが成功し、トラブルでの判断ミスを防げますよ!

 

 

 

・「認知的節約」って何?

 

人間の脳は多くの情報を処理しています。

 

特に仕事では複数の作業を同時進行するのに忙しく

 

脳が疲れてしまいます。

 

そんなときに考えること自体を

 

節約しようとするのが「認知的節約」です。

 

考えるのを節約する方法には

 

過去に成功した行動を繰り返すとか

 

周りの人の行動をマネする、楽な選択をする

 

問題を簡略化するといったものがあります。

 

 

 

・プレゼンの成功率が上がるのはなぜ?

 

新規開拓やクライアントへの提案では

 

できることをアピールしたくなりますよね。

 

ですが、あまりにも多くの選択肢や情報量を与えると

 

相手の認知的節約が発動してしまいます。

 

 

そんなときは、同じ業界の過去の事例を紹介したり

 

たくさんの提案をするのではなく

 

選択肢を3つに絞ったりするのが効果的です。

 

 

相手の脳が疲れていないときは

 

その案を採用したらどうなるかシミュレーションして

 

鋭い質問をするかもしれません。

 

 

一方、認知的節約モードに入っているときは

 

同じ業界で成功した事例があるなら

 

きっとうまくいくだろうと考えてしまいます。

 

 

たとえば、結婚式場や住宅メーカーなどは

 

過去の事例がたくさんあります。

 

顧客自身がまだイメージできていない段階で

 

あれこれ提案をされると脳の処理が追いつかず

 

結婚式や家を建てること自体にナーバスになることも。

 

 

結婚式場では複数のキーワードを提示して相手の好みを知り

 

そのキーワードに当てはまる事例やイメージ図から見せていきます。

 

このように、相手のニーズに合った情報を選んで提示すれば

 

脳も疲労せず、お互いの時間を有効に使うことができます。

 

 

 

・トラブル対応でミスをしない方法とは?

 

突発的な出来事に、頭の中が真っ白になってしまった。

 

という経験は誰にでもあると思います。

 

迅速な対応が求められるときは

 

じっくり考える時間がありません。

 

だからこそ、認知的節約が起こりやすいのです。

 

その場しのぎの対応をしてしまったり

 

言われるがまま行動してしまったりする恐れがあります。

 

 

そうならないためには、心を落ち着ける時間をとりましょう。

 

そうすれば冷静に判断できるようになります。

 

また、普段からトラブルを想定して解決策を考えるなど

 

仕事仲間と話し合うことで

 

認知的節約による判断ミスを防げそうです。

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