成功よりも失敗の共通点を探れ! 「生存バイアス」とは?

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成功者の話を聴いて、やる気が出てきた!

 

なんだか、自分もできそうな気がする。

 

 

ビジネスで成功している人の話を聴いたり

 

インタビュー記事や書籍を読んだりするのは

 

悪いことではありません。

 

ですが、その通りに行動すれば全員が成功するわけではありません。

 

今回は、成功者の話を信じてしまう心理と対策についてお伝えします。

 

 

 

・成功体験はその人にしか当てはまらない?

 

あなたが目指す成功者がいたとして

 

その分野で成功している人は何人いますか?

 

また、失敗した人はどれくらいいるでしょうか?

 

せっかく仕事へのモチベーションが上がっているのに

 

失敗した人の話なんて聴きたくない……。

 

そう思うかもしれません。

 

ですが、それが見落としがちだけど大事な点なのです!

 

というのも、成功した人は極端なサンプルであり

 

成功していない人に比べると圧倒的に少ないからです。

 

それでも、成功者だけが正しいと信じて

 

失敗した人の存在を見逃してしまう心理を

 

「生存バイアス」といいます。

 

 

 

・「生存バイアス」がかかるとどうなる?

 

たとえば、投資家100人のうち99人がマイナスになり

 

1人がプラスになったとします。

 

そのたったひとりの成功者を大々的に取り上げれば

 

その投資法に興味を持つ人が現れます。

 

 

もちろん、成功者のノウハウを参考にすることで

 

成功確率が上がる場合もあるでしょう。

 

もっと成功確率を上げるために

 

さまざまな成功体験を集めるのも悪くはありません。

 

 

ですが、成功者同士や成功者と自分に共通点を見つけても

 

必ず成功するわけではありません。

 

「成功している人がいるのだから、自分も成功するに違いない」

 

と考えるのが、生存バイアスがかかっている状態です。

 

 

 

・失敗談を集めるメリット

 

成功するために必要なのは

 

失敗した人の調査を行うことです。

 

成功した人の共通点よりも

 

失敗した人に共通している部分を分析します。

 

そして、成功者のサンプルもたくさん集めることが肝心です。

 

サンプル数が増えるほど見えてくるものがあります。

 

そうすることで生存バイアスが働かなくなり

 

「これさえやれば大丈夫!」と思わなくなります。

 

 

人は成功者に注目する傾向があります。

 

ですが、成功者は一握りの人間であり

 

運が味方して偶然成功した場合もあります。

 

まったく参考にならないわけではありませんが

 

ビジネスやダイエットなどの成功者の話で興味を惹きつけ

 

「コレだけやれば成功する」といった

 

セールストークを信じないようにしましょう。

 

成功者の話も失敗談も多くのサンプルを集めて

 

冷静に判断することが大切です。

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