チームが一丸となる「共同体感覚」とは?

 In ブログ

個人が集まって仕事をするのは大変!

 

協調性がある人やマイペースに仕事をしたい人

 

自分の業績や結果を求める個人主義な人など

 

さまざまな人がいますよね。

 

チームがまとまらずに頭を抱えるリーダーも多いと思います。

 

今回は、チームが一丸となる「共同体感覚」についてお伝えします。

 

 

 

・「共同体感覚」の3つの特徴

 

「共同体感覚」とは心理学者のアドラーが提唱した考え方です。

 

自分を取り巻く共同体があり、その一員だと感じられる感覚をいいます。

 

以下の3つを実感できるのが共同体感覚です。

 

1. わたしは仲間に貢献できる

 

2. 仲間はわたしを助けてくれる

 

3. わたしは仲間の一員である

 

 

 

共同体感覚があると周りの人が仲間だと感じられ
安心や幸福感を得ることができます。

 

一方、共同体感覚が不足している場合は

 

周りの人がみんな敵だと感じてしまいます。

 

すると、周囲の人が信じられずに心を閉ざしたり

 

攻撃的になったりすることがあります。

 

 

 

・お節介はNG! 共同体感覚の落とし穴とは?

 

アドラーが提唱した有名な考え方に「課題の分離」があります。

 

これは、自分が克服すべき課題と

 

他人が克服すべき課題をわけるというものです。

 

仲間に貢献する前には課題の分離が必須です。

 

 

というのも、他人の課題を解決しようとするのは

 

貢献ではなくお節介になる場合があるからです。

 

たとえば、悩みを解決しようとアドバイスをしたのに

 

あまり喜ばれなかったとします。

 

すると、「貢献したのに!」と怒りが芽生え

 

人間関係が悪くなってしまうことがあります。

 

 

 

・お節介と貢献の違いとは?

 

貢献とお節介の違いは、見返りや評価を求めないことです。

 

「アドバイス通りに行動してほしい」

 

というのは見返りを求める行為です。

 

それに対して、相手の課題と自分の課題をわけたうえで

 

自分の考えを伝えるのが貢献です。

 

たとえ相手がアドバイス通りに行動しなくても

 

意見を押し付けずにその人を見守ります。

 

貢献できること自体に幸せを感じられるので

 

相手の行動や考えを尊重できます。

 

こうして精神的に自立した人たちが助け合うことで

 

良い共同体が生まれるのです。

 

 

助け合いの基本は感謝の気持ちを伝えることだと

 

アドラーは考えました。

 

貢献に評価は不要だといっても

 

「役に立っている」という実感があれば

 

もっと貢献したいという気持ちがわいてきます。

 

なので、「ありがとう」と伝え合えば

 

さらにチームの団結力が上がりそうですね!

Recent Posts